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デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

研修を実践に活かさねば、と毎回思うのであるが

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皆さんの会社ではどんな教育研修制度が用意されているでしょうか。日々の業務のための、あるいは中長期的な観点からのキャリア形成のための研修など、様々ではないでしょうか。

私はIBMの営業という立場です。意外と思われるか当然と思われるかはわかりませんが、いま自分が担当している製品やサービスについて、製品知識を受けるために集合形式のこの研修を受けなさいと言われることはありません。
新製品が出たときには、集合形式もしくはオンラインでセミナーが開催されることはありますが、基本的には参加するしないは個人の判断です。全体的に言って、製品知識を身につけるのは、お客様への説明や提案をすることに伴って必要に迫られて情報に触れる中で、徐々に蓄積されていくものである、というのが私自身の感覚です。

こういう製品系以外の営業研修は職位やスキル習得度合いに基づいて、必須もしくは自由参加で開催されます。営業研修はほぼ集合形式です。
今週、ちょっと久しぶりに本格的な研修を受けました。4日間に渡るビジネス系の研修で、社外の方が講師です。

様々なケーススタディについて、講義とディスカッションを交えながら理解を深め、最終的にはその学んだ内容をもとに実際の企業の分析と課題の抽出し、成長のための提言をまとめるというものです。ITでの提案内容を作成するのではなく、経営的な観点でまとめるものです。

知的好奇心を大きく刺激する内容で、大変満足度の高い研修でした。問題なのは、いや問題というよりも自分自身にとっての課題というのは、ここで得たスキルや知見をどのように日々の業務に活かしていくかということです。

今回に限らず営業研修やビジネス系研修では、その場では感動したと言えるほど納得度が高く、研修を受けてよかったと思うのですが、翌日から業務に戻るとつい目の前の仕事に追われて段々忘れてしまうのですよね。

これを防ぐために、次の案件、次のお客様に、今回学んだことをあてはめて分析してみようと思います。実際のケースは講義で習ったようにきれいにはあてはめられないことが多いのですが、それを言っているといつまでたっても実践できません。
とにかくやってみて徐々に自分の中のナレッジとして蓄積できるようにしていく。これを実行したいと思います。

IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)

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