デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

電子カルテの普及に個人的に少し感慨

»

年末年始に子供を医療機関に連れていく機会が何度かありました。また、自分自身も何度か近くのクリニックに通いました。
症状としては大したことはないのですが、ここ1ヶ月ほどで4箇所もの医療機関に行くこととなってしまったのです。

以前のブログでも書いたのですが、私の会社人生の始まりは医療機関の担当営業でした。東京と札幌で通算10年担当しましたので、診察室に入ると、どうしてもシステムが気になってしまいます。一種の職業病、ってやつでしょうか。そこまで大それたものではありませんが。ちなみに、ドラマやニュース等で画面に映るPCについてもやはり気になりますが、そちらはPCをIBMが扱わなくなってから10年以上が経過したので、だいぶ程度は弱まりました。

私が担当していた当時は、電子カルテの本格展開は千葉県の某病院のみとされていて、オーダーエントリーシステム(診察室から放射線や検査を依頼するシステム)も大規模病院での導入が少しずつ始まったという頃でした。診察室にPCが置いてある、というのはまだまだレアでした。私が担当していたのは病院のみでしたが、クリニックレベルでも同じだったと思います。

この年末年始にかかった医療機関では、一つを除いてすべて電子カルテが導入されていました。
その一つというのは、自治体が休日に急患に対応するために開設された窓口で、あくまで緊急時の対応のみをするという性格のものであり、医師も当番制ですので、システム化の必要性はないということでしょう。

私のかかりつけの内科クリニックでは、検査の数値を画面を指差しながら説明してもらっています。あまり入力をするシーンには遭遇しないのですが、たまにメモを書き込む際もなめらかで、50代の先生ですがスムーズにシステムを使いこなしているようです。

総合病院に子どもがかかった際には、レントゲンやら検査やらをオーダーする画面を横で見ていました。画面遷移の様子や、確認のポップアップなど、自分が担当していたシステムにもそんなのあったなぁと、つい思い出してしまいました。このときの先生は30代と思われ、入力スピードもとても早かったですね。とても慣れている様子でした。キーボードの打鍵音が、結構ガチャガチャ鳴るタイプで、うるさいと思う患者さんもいるんじゃないかなと、余計なところが気になったりもして。

受付まわりのシステムはかなり進化したように思います。再来受付機もシステムの一環として提案していたので、その当時は中身がどうなっているのかを知っていました。中にPCとモニターと印字プリンター等が入っていて、意外とシンプルな作りでした(中のPCを何にするかも自分が決めていました)。いまは再来受付だけでなく精算がセルフでできるようにする自動精算機も普及しているようですが、中身もはるかに多機能になっていて、機械の構造も複雑になっているのだろうなと思います。

以前担当していた頃は、先生によってはPCの操作がなかなかスムーズにいかず、使いやすいシステムをさらに追求していかなければいけないんだろうな、と思ったものです。その頃からすると、システムの使い勝手もよくなったのでしょう。また、電子カルテのメリットが大きいという認識も高まったのだと思います。

診察室にPCが置いてあるのは当たり前の風景になってきました。個人的にはちょっと感慨を覚えたりもします。ここに至るまでには、システムベンダーの努力もありますが、最も大きいのは何と言っても先生方の理解と協力でしょう。これからもシステム化は進み、様々なメリットが提供されることでしょうが、先生が画面ばかり見ていて患者の顔を見ない、という声もあるようです。今後ともこういった意見に耳を傾け、より良いシステムに進化してくれることを、今は一利用者として期待しています。

IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する