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デジタルでBtoBセールスはできるのか!?

いいねを集めやすいコメントとは〜NewsPicksでの経験から

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私はIBMデジタルセラーとして、日々TwitterやLinkedInなどのSNSで幅広く発信していますが、そのための情報を入手するためにいくつかの情報サイトにアクセスしています。そのひとつがNewsPicksです。

NewsPicksは経済ニュースにフォーカスした情報サイトです。NewsPicksのサイトでは「経済情報に特化したニュース共有サービス」と書かれています。ニュースを一覧から選択して(Pick)、それに対して誰でもコメントを書くことができます。運営側が指名するPRO Pickerと呼ばれる人の中には堀江貴文さんのような著名人もいます。誰のPick(コメント)に対しても「いいね!」をすることができます。

特定のPickerをフォローすることもできて、このあたりの作りはFacebookやTwitterの要素もあるかしれません。著名人PRO Pickerだけをフォローする人はそのPickerの有識者としてのコメントを楽しみにしているのでしょう。すでにコメントした人への返信コメントで熱い議論がされることもあるようです。このコメント閲覧、議論に重きを置くと、掲示板サイトの要素もあると言えるかもしれません。

私は元々はニュースなどの情報入手先としてこのNewsPicksを使い始めました。グノシーやSmartNewsのような位置付けとしてです。Pickする際にTwitterにもリンクさせることができるので、Twitterにひとこと付け加える目的でPickにコメントをつけています。

情報入手が主目的なので、コメントに重きを置いてはいないのですが、結果的にはNewsPicksにコメントが残ります。この私のコメントにもいいねがつくことがあるのですが、あるとき、そのニュースについて最も多くのいいねを集めるという事態が発生しました。

そのニュースは自動車の自律走行についてのものであり、私は専門家でもなんでもありません。内容的にも、それはいいですねといったことを表明しているだけの、素人丸出しのコメントであり、画期的なことでも過激な問題提起でもありません。コメント者としての私のプロフィールも「日本IBM デジタルセールス」と書いていますので、門外漢であることも明らかです。

この後もいくつかの「トップいいね」を獲得しましたが、コメントとしては同様に、記事の内容に沿った緩やかな共感です。PRO Pickerを上回るいいねを集めることもあります。

ちなみに「トップいいね」になると、私をフォローしてくれる人が増えます。フォロワーを増やすことにも重きを置いていませんが、ありがたいことではあります。



では、どういったときにいいねが多くなるのでしょうか。

あくまでNewsPicks上での自分の経験でしかありませんが、「記事の内容に沿った緩やかな共感」と思っています。内容以外の要素ですと「柔らかな言葉遣い」と「さらっと読める短いコメント」、それに「タイムリーな時間」です。

記事内容のエッセンスとその内容に共感、共鳴したことを肯定的に書くと、記事を読んだ人からは、「自分もそう理解した」「私もまったく同じことを思った」という思いを引き出しやすいのではないでしょうか。なので、専門的な内容を書いていなくても、いいねを集めるのです。

実際にいいねボタンを押してもらうためには、柔らかなトーンの方がいいでしょうね。あまり強気な表現だと何となく押しにくい、押したくないという意識が出ないとも限りません。また、SNSでは短い文章が好まれます。コメント欄は5秒で一読できるくらいの分量でないと、スルーされるように思います。

タイミングは多分一番重要でしょうね。どんなにいいコメントでも、すでに多くのコメントがされた後では沈んでしまうので、ほとんどいいねは望めません。



自分はいいねは集めるためにNewsPicksにアクセスしているわけではないのですが、デジタルセラーとして多くの人の目に自分の存在をアピールしていく必要がある立場としては、結構考えさせられます。 マーケティングやSNS集客について詳しく人からすれば、それは違う、そんなこと当たり前すぎる、ということもあると思いますが、そこについては自分は素人であることを自認していますので、ご容赦いただけるとありがたいです。



IBM 中山貴之のWeb Page (平日は毎日更新中)

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