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Start All or Nothing

立ったままAlt+Ctrl+Delete

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 いかにも素人というトラックバックもいただいたようだが、ぼくにとってこれはかなり深刻なテーマだ。
 パスワードだけでも危険なら、SDメモリーなどのデバイスキーや指紋認証だけでも危険。それはわかっている。セキュリティを最重視するならこれらを併用するのが安全だ。つまり、デバイスキーが装着されていなければ、正しいパスワードを入力しても扉が開かないというのがいい。

 でも、便利さと危険は表裏一体で、きつくすればするほど使いにくくなっていく。

 たとえば、電車の中で立ったままカバンからノートパソコンを取り出し、ちょっとメモをとるとか、スケジュールのチェックをしたいといった場合に、Alt+Ctrl+Deleteを打鍵するのはとてもめんどうだ。
 今、持ち歩いているノートパソコンには、右側にAltキーがない。液晶パネルを開き、右手でパソコンを支えながらスタンバイからの復帰を待ち、右親指でDelキーを押しながら、左指2本を使ってAltとCtrlキーを押す。このアクロバティカルな操作でパスワードが入力できるようになるのだが、この体制では両手タイプというわけにはいかず、指一本の雨だれタイプでパスワードを入力する。このときは、やっぱり、人の目も気になるわけで…。

 指紋認証はうらやましいが、ぼくの指は、なぜだか3回に1回くらいしか認証に成功しない。
 まあ、電車の中で、パソコンを使うなんて、セキュリティ以前の暴挙といわれれば、それまでなのだけど。

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