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iPhoneの「楽器・初音ミク」でブルースをうたってもらった

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 初音ミクiPhone化計画第2弾「Miku Blues」です。なんとかまともに動いてます。

 まずはニコニコ動画への投稿をごらんください。

 以下、解説です。

 この「Miku Blues」のベースとなっているMooCowMusicのiPhoneソフト「Band」は、現時点で13種類の「楽器」が搭載されています。

 これだけの楽器がある理由には、それぞれの楽器が手軽に作れるというのがあります。フォルダの中に、テキストファイルとWAVファイル、画像を入れるだけでそれが「楽器」になるのです。

 既にある楽器を改変して別の楽器に作り替えることも可能です。「Band」の前身ソフトの1つであるPianist(iAno)の音源だけを入れ換えて初音ミクを演奏させたこともありましたが、それがおおっぴらにできるようになったのです。

 Pianistをミク化するときに問題が1つありました。それは、鍵盤リリースの認識問題。ピアノのようなサウンドならばいいんですけど、ボーカルで、前のノートが残るというのは不自然なものになってしまいます。そのため、速いパッセージは弾けなかったのですが、今回はこれもサポートしてるので解決済み。

iPhoneで「携帯初音ミク」に挑戦

 どの楽器をベースにするか、考えたのですが、お気に入りの「12 Bars Blues」にすることにしました。これのいいところは、ドラム、バッキングギター(I、IV、V)×3、イントロ、予備のフレーズ(I、IV、V)×3を用意しながら、リードギター用に2オクターブ半(E〜G)の指板があるのです。しかも、これがブルーススケールのみ。

 ブルーススケールを弾くのなら、この指板にそっている限りは音を外さずにすむというわけです。非常にKAOSSILATORっぽいですが、もっとビジュアルであり、弾きたいノートを弾くことができます。

 さらに、ギター用なので、チョーキング用のボタンが用意されている。これでボーカルにも表現力を持たせることができます。

 ボーカルは基本的に「ダー」と歌っているだけですが、各音階で別の発音をさせることも当然可能です。そこは好みということで。

 バッキングも別のサウンドをアサインすることにしました。オリジナルのはちょっとアップテンポなので、テンポを落としたハチロクのスローブルースに。70BPMで。このくらいだと、リード楽器の操作やバッキングの切り替えがゆっくりになって楽です。

 ボタン毎のサンプラー再生は、けっこう細かく記述することが可能で、たとえば、ミクのリードボーカルについては、

trigger1.x1=226
trigger1.y1=60
trigger1.width=57
trigger1.height=60
trigger1.sound.path=d1.wav
trigger1.sound.volume=0.7
trigger1.sound.attackDelta=1.0
trigger1.sound.releaseDelta=-0.1
trigger1.sound.loop=0
trigger1.sound.loopStartPoint=0

となってますが、実はこれ、12 Bars Bluesの設定そのまま。

 バッキングギターは、

trigger23.x=208
trigger23.y=0
trigger23.width=63
trigger23.height=51
trigger23.sound.path=prog1.wav
trigger23.sound.volume=1.0
trigger23.sound.attackDelta=1.0
trigger23.sound.releaseDelta=-0.1
trigger23.sound.loop=1
trigger23.sound.loopStartPoint=0
trigger23.sound.cannotBeCulledOnTooManyNotes=1

と、ループが有効になっているので、押している間はサウンドがループされます(これもデフォルトのまま)。ドラムも同様。ノート毎のボリュームを設定したり、ボタンの有効範囲を設定することもできます。音数が多くなりすぎたときでも発音されるような設定もできます。

 さらに、別の楽器を見ると、特定ボタンがオンになっているときにオーバーレイ画像を表示させることも可能になってます。これをうまく使うと「ネギをふる」といった動作が可能になります。

trigger5.overlay.path=Turn.png
trigger5.overlay.x=158
trigger5.overlay.y=89

といった具合に。

 Net Renewalさん、恐竜の卵さんがたくさんのBand勝手楽器を紹介されてました。初音ミクはまだなようで一安心(笑)

MooCowMusic:Band::新しい楽器を追加 その2
MooCowMusic:Band用の楽器を追加【Flute・LeadGuita etc.】 (05/11)

 ちなみに、前回、Pianistを改造してつくったのはこちら。

追記:さらに改造してみました。

iPhone版「初音ミクのブルース」に適当な歌詞を当てはめてみる

関連記事:
iPhoneの超お手軽楽器に変身させる「Band」を試してみた
iPhoneがあればブルースが弾けてしまう件について
iPhoneで「携帯初音ミク」に挑戦

Comment(2)

コメント

khtno73

ようやく帰宅して拝見できました。仕事速いっすね。
シーケンスを記録できるってのがヤバいですね。まだ一度ホームに戻るとリセットされちゃいますが。将来エフェクタつきで利サンプリングできたり、iPodへの録音アクセサリ経由でサンプリングできたりすると、もうMPCの代わりになっちゃいますね。すごすぎます。

koya

khtno73さん、ホンモノのサンプラーに進化してほしいですね。iPhone用には録音用アプリもあるので、あとはソフト的な対応だけですね。Bandのサードパーティー楽器には、MPC風スキンのものもありましたが、中身はただのドラム音源でした(笑)

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