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DS-10やらカオシやらiPhoneで「行きずりセッション」がしたい

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 iPhoneがあればブルースが弾けてしまう件についてのエントリーに反応してくれた「パンチ」佐々木さんのコメントをネタに。

 DS-10やKAOSSILATOR、そしてiPhoneのような、電子楽器として十分に使える小型デバイスの登場で、「モバイルセッション」と呼べるようなものが生まれつつあります。

 その意味で最も進んでいるのは、7月に登場するKORG DS-10。これは、ニンテンドーDSのアドホック無線ネットワークを使い、近くにある別のDS-10と、開始点とBPM(テンポ)を合わせてセッションすることができます。

 でも、残念なことに、異種格闘ができないのです。アコースティックギターを入れたいから別のニンテンドーDSに差したM-06を参加させようとしても、このプロトコルはDS-10独自のもの。そもそもこういう発想はDS-10から始まったものなので仕方ないことなんですけど。

 リアルタイム演奏ではDS-10に優るKAOSSILATORもぜひこのモバイルセッションには参加させたいですよね。でも、共通するのはオーディオレベルでしかない。

 佐々木さんのアイデアのように、簡易ミキサーに複数のヘッドフォン端子をつけるというのがもっとも現実的です。その場合には、以前2ちゃんねるで見つけた、この2製品の組み合わせがいいのではないでしょうか。

Behringer MX400 ミキサー
(ステレオ標準×4→ステレオ標準×1)

Behringer HA400 ヘッドフォンアンプ
(ステレオ標準×1→ヘッドフォン標準×4)

 それぞれ3000円、3400円で、合計6400円というリーズナブルなもの。これをステレオ標準ケーブルでつなげばいいのです。

 ヘッドフォン出力の1つを、「KAOSSILATORが楽しすぎるので新しいMP3プレーヤーを買った」のダイレクトレコーディングにつなげてもいいかな。そうすれば、「行きずり電子セッション」が、即ネット配信できることになるし。

 もう少し値段を出せば、電池駆動の安いMTRという手もあります。

Roland DIGITAL RECORDER MICRO BR

 SDカードに4トラックをレコーディングできるMTRで、同時録音は2トラック(モノラル)。これをうまく使えば、2台までならセッションが可能で、しかも録音もできちゃいます。あとで分離編集も可能。イヤフォンジャックは1つなので、分岐アダプタが必要ですね。まあ、これは安いからいいか。

 あと、エフェクターや、リズムマシン、センターキャンセルに再生スピード変更も可能という多機能ぶりなので、いろいろと使えそうです。2万5000円くらいという価格も納得できます。チャンネル足りないというときは、Behringer MX400 ミキサーを追加してもいいし。

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