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初音ミクにロバート・ジョンソンを歌わせたら青空チューンズがほしくなった

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 こんな雨の日はKAOSSILATORでブルースでも弾いてみるかで紹介させてもらった「みくぶる2」があまりにもすばらしいので、こっちでも初音ミクにブルースを歌わせてみようと思って、著作権切れの作品がないものかと探していたら、そういやロバート・ジョンソンのものは著作権切れだよなと思い出しました。

 前から知ってはいたのですが、初音ミクに歌わせたい程度にポピュラーな「歌もの」ということで。ジャニス・ジョップリンが尊敬するベッシー・スミスによる自作曲も同じくパブリックドメイン化されています。

 また、ベッシー・スミスにボーカルを教えたと言われている「ブルースの母」、マ・レイニーの作詞による(曲はパブリックドメイン)“SEE SEE RIDER”は、エルビス・プレスリーにより“C C Rider”としてリメイクされましたが、曲そのものはPD化されています。

 パブリックドメインに置かれた楽曲については、やはり栗原さんのエントリーが参考になります。

著作権法における戦時加算についてより詳しく
パブリックドメインのジャズ楽曲について

 ジャズと違って、歌ものは作詞の著作権者が最近まで存命であった場合、作曲者が戦前・戦中に亡くなっていても、初音ミクに歌わせるのは難しそうです。だから、ジョージ・ガーシュウィンの曲でも、アイラ・ガーシュウィンとのコンビによるものは「歌詞込み」ではまだ自由に使えません。

 JASRACのJ-WID検索サービスはそれなりにおもしろいですね。Crossroadで検索すると、フォーリーブスのカバーがあることがわかったりとか。別の楽しみがあります。ただ、栗原さんも書かれていますが、パブリックドメイン化されているかどうかで検索できると非常に便利なんですけど。

 青空文庫の音楽版、「青空チューンズ」みたいなものはできませんかね?

 というわけで、とりあえずロバート・ジョンソンのCrossroad Bluesを初音ミクに歌ってもらいました(Crossroad)。メロディーは実はクラプトン(クリーム)バージョンなんですが、J-WIDではどちらもPD扱いになっています。バッキングはベースとドラム。それにKAOSSILATORをテキトーにいれたものです。

 もう一個、クリームっぽい(テキトーなので)伴奏に変えたものも(恋の十字路イド)。こちらは、「この英語じゃ聴き取れない」と文句を言ったカミサンの訳詞です(笑)。PDだと勝手に歌詞をつけられるというのもいいですね。

 「これはひどい」と思ったら、「これはいい」なやつをニコニコ動画にでもYouTubeにでもアップしてください。著作権はクリアされてるはずです。

 次は、やはりクラプトンがカバーしている“From Four Till Late”あたりをやろうかな。ほうってある「なんちゃってアコースティック・ブルース」を再びひもとくか。

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