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Mac用H.264アクセラレータ「Elgato Turbo.264」を試してみた

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 Mac用H.264エンコードアクセラレータ、「Elgato Turbo.264」を入手しました。米国からわざわざ、とあるMac界の重鎮な方に運んでいただいたもの。インストールのところだけでも紹介しろとの要請があったので、ちょっとだけ書いておきます。

 「Elgato Turbo.264」はMacのUSBポートに差すことで、H.264へのエンコードを高速化するハードウェア。米国では99ドルで売っています。Windows用には既に同種のデバイスが販売されているのですが、ほとんど話題にはなっていません。実際にはH.264エンコードを必要としているのはほとんどMacユーザーだと思うので、Mac専用の「Elgato Turbo.264」が本命といっていいでしょう。

 まずはインストールから。CDからTurbo.264アプリケーションを、アプリケーションフォルダにインストールし、ダブルクリックするだけ。既に日本語化されていました。Read Meも日本語になっています。ネットを見ると、既にアップデートが出ているので、最初からこれをインストールしたほうがいいかもしれません。

 MPEG-4からH.264への変換を、15フレーム、320×240、10分のファイルで試してみたところ、Turbo.264なしだと4分のところが、アクセラレータにより半分の2分まで短縮されました。マシン環境は、MacBook Pro(2.0GHz Intel Core Duo、2Gバイトメモリ)です。

 スピードは付属アプリのTurbo.264も、QuickTime Proもほぼ同じ。ただ、Turbo.264には編集機能がないので、前処理はQuickTime Proでやることになりそうです。

 書き出しオプションとしては、iPod用、Apple TV用、PSP用が用意されていて、iPod用は320×240と640×480の両方が選択可能になっています。現在のQuickTime Proでは640×480以外は選択できなくなっているので、ほかのデバイス(Walkmanとか)と互換性を持たせるときには便利かも。

 ちなみにハードウェアですが、USBコネクタの部分が想像よりも大きく、複数のUSBポートがある場合には確実に干渉すると思われます。その対策のためか、USB延長コネクターが付属してきます。


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MacH.264

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