プロジェクト管理・ポートフォリオ管理ツールの活用方法を中心に、IT投資管理の考え方をご紹介して行きます。

業務に応じたSLAの策定

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日本人は世界で一番生命保険への加入率が高い国民です。色々な理由があるとは思いますが。安全志向であったり、大勢追従であったり、実は保険サービスのROIに対しての知識不足もあるかもしれません。あるいは一度入るとなかなか断りずらいという、保険のセールスマンとの人間関係もあるでしょう。

なんというのか国内企業がOSSの活用が少ないのも同じ理由かもしれません。安全志向。大勢追従、ROIへの知識不足、既存ベンダーへの依存など。米国では生命保険は低所得者層の金融商品であり貯蓄が出来るまでの安全装置として使われており、貯蓄が出来れば解約してしまうものですが、日本人は高額所得者ほど生命保険への加入率が高い気がします。このあたりも、ITと似ているかもしれません。

OSSの活用が日本の企業情報システムでは、まだまだ進んでいないとわれています。しかし企業ITのコストを削減するためには、OSSの活用は非常に大きな武器であり、リスクを取って積極的に活用する価値があります。かつて日本はメインフレーム大国と呼ばれていましたが、今でもオープン系の開発でも、安全を重視して商用OSや商用DBを採用している企業が大半です。しかし、ITのポートフォリオを考えた時に、OSSの積極的な採用は極めて重用です。実は、OSSの導入は大企業ほどコストメリットがあります。調査会社によると中小企業ではOSSの導入メリットは極めて限定的です。しかし大企業においては、ユーザー数と業務数に応じた非常に大きなコストメリットが享受出来ます。

アプリケーションの重要度に応じたSLAを定義して、SLAに応じたプラットフォームを選択する事もまた、IT投資戦略です。最高度のSLAとBCPが必要な業務と、少しくらい止まってても構わない業務を、同じプラットフオームで運用する必要はありません。

企業内のアプリケーションを、重要度と必要性に応じてプライオリティを設けて、必要なSLAをレベルを算出し、それぞれのSLAを実現するために、最適な環境を準備する事が重用な事であり、OSSはこの環境のポートフォリオを構成する重用なファクターになります。

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