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Re: LinkedInは、“クル”のかな?

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[読了時間:1分]

 少し前の話にさかのぼってしまいますが、オルタナティブブログ上で「LinkedInは、"クル"のかな?」というテーマでいくつかのリンクトイン関連のエントリが投稿されましたのでそのあたりについて少し。

 それらの記事をまとめるような形で、オルタナティブブログの事務局だよりからも同じタイトルでエントリが投稿されました。

 執筆者のオルタナ番長の見解は下記のようなものでして、これらは私の見解とも非常に一致しています。

 ・リクルートさんなどの転職エージェント会社にとっては脅威ではなく、むしろリンクトインに乗るビジネスになっていくだろう
→同意です。世界的にもヘッドハンターがリンクトインをフル活用してビジネスをしていますし、人材会社の皆さんはどんどん乗っかってくるかと思います。もちろん、ぼーっとしててもその流れに取り残されるので、何らかの対応・方針転換を求められるのは間違いないことだと思います。

 ・問題は企業の情報公開という点。登録禁止令とか出てきそう
→これも同意です。特に日本の大企業では使用禁止令は出るでしょうし、海外の企業でも使用禁止令は実際に出ていると聞いています。そうはいっても長期的には情報公開の流れは止められないので、早く情報公開を認めるにこしたことはないと思います。

 ・「個人事業主とか、一人ひとりの社員が看板をしょって仕事を取ってくるタイプの会社向きかなあ、今のところ。」
→これまた同意です。現在のリンクトインの各種サービスを巡回していると、フリーランスの方や小規模ビジネスの方々がセルフブランディングからマーケティングにつなげている印象が非常に強いです。(AnswersというQ&A機能に出てくる専門家の方々を見ると、聞いたことのない企業の方が多いです。)日本での展開も、情報公開によるデメリットが少ないフリーランスや中小ベンチャー企業から広まるのではないかと考えています。少し大げさな言い方をすると、個人の持つ力がどんどん拡大しており(組織から個人へのパワーシフト)、小さなビジネスでも大きな力を得られるとも言えると思います。


 さて、以上のように申しましたが、正直なところ私はリンクトインが「くるかどうか」についてはあまり興味を持てていません。上述の通りこの情報公開の流れはもうとどまるところを知らないと思っているため、「放っておいてもこの情報公開の流れは避けられないのだから、そこにどう乗るべきかを考えた方がいいのではないか?」という考え方でリンクトインを見ています。なので、「くるかどうか」よりも「どのようにくるか」が個人的には気になるポイントですね。

 本日のエントリは以上です。よろしければ下記にてコメントをいただければ嬉しいです!


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