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人材業界向けリンクトイン座談会議事録

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[読了時間:3分]

 今回のエントリはいつもとは方向性を変えて、本日の座談会の議事録をそのまま記載したいと思います。
 「人材ビジネスに関わる様々な人間たちがひたすらリンクトイン、人材ビジネスの展望に語る」という非常に濃密なひとときでした。下記にそのまま記載しますので、是非その雰囲気を味わっていただければと思います。

 ▼人材業界向け座談会議事録

 ・リンクトインを好意的に見ている。今後人材紹介に携わるキャリアアドバイザーは、Facebookやmixiやリンクトインなどの様々なメディアを使いこなして人々とコミュニケーションを取っていくだろう。リンクトインは有力ツールであり、これはチャンスだ。ただ、付加価値の提供できない横から人を流すだけの人材業者はつぶれるだろう

 ・特定派遣業にとっては追い風になると考えている

 ・リンクトインの国内展開。外資はどんどん使うだろう。国内企業は中小・ベンチャーから始まり大手が使い出すだろう。求人広告費が安いのは魅力だ

 ・リンクトインの海外での利用について言うと、かなりガツガツと同業他社の人材にリンクトインでアクセスして引き抜いたりしているのが実態。企業の人事部にはリンクトイン担当すらいて、スカウティングを担当している

 ・リンクトインの登場によってモンスターやキャリアビルダーといった企業はかなりダメージを受けている

 ・今ある人材業界の強みはデータベース。人材データベースこそが競争力の源泉だった。これがリンクトインで崩れようとしている。仲介支援業者の中抜きにつながるだろう。その中で、高付加価値な人材業者は採用のソリューションなども手がけ、低付加価値な人材業者はたんなる人間の横流しビジネスとなり、二極化がみられるのではないか

 ・ニッチな業界を扱う人材ビジネスには影響はないと短期的には思われる。ただ、将来的にマーケットのパイが縮小した際に、リンクトインというチャネルも検討する必要が出てくると思う

 ・人材サーチのASPサービスはFacebook、Twitter、LinkedInとの連携が求められている

 ・事務派遣など「そもそも仕事があるだけでありがたい」といったレベル感の職業人については、ハイスペックをターゲットとしたLinkedInは影響を及ぼさないのではないか。一方で、専門性の高い人材はLinkedInと非常に相性がよいのではないかと思う

 ・LinkedInがビジネスプラットフォームとしての意味合いを増していく中で、「LinkedInだけでビジネスが完結する」という流れがくるのではないか。具体的にはLinkedInの機能で入金機能などが搭載されるようなイメージ

 ・動的な人材データベースとしての価値がすごい。個人的には共存してビジネスを進めていきたい

 ・LinkedInが「何度もチャレンジできる日本社会」を作ってほしいと思う

 ・日本での展開は、先ず生産性を高めるツールとして普通に使っていく中で、転職の声がかかって徐々に転職にも使われたりするのではないか。労働市場が活性化するきっかけになるのではないかと思う

 ・企業の採用のファンクションはアウトソーシングされている側面があるが、これがLinkedInの活用が進む中で内製化が進むかも知れない。そう考えると危険にさらされる既存ビジネスもある

 ・LinkedInのプラットフォームに乗っかるアプリケーションが新たなビジネスチャンスになると思う。採用の管理ツールなど

 ・外資系の人事をやっているが、海外オフィスではLinkedInでどんどん採用をしている。日本はLinkedInのユーザーがほとんどいないため、その他のサービスを使わなければならず人材を探すのが非常に大変だ

 ・リンクトインは付加価値を提供できるキャリアアドバイザーからすれば好機。これを使ってさらに高い付加価値を提供し、多くのスペシャリストが生まれ、結果的に雇用の流動化につながるのではないか。キャリアアドバイザーも正当な評価を受けるようになってくるだろう

 ・エージェントは今まで個人には課金せずに企業に課金するスタイルを取っていた。これが今後は個人に課金するような新しい形も生まれるのではないか?

 ・日本は求職者も採用担当もシャイなため、そこにエージェントが介在する価値がある

 ・一億総エージェント化が起きるのではないか。普通のビジネスパーソンが自らの人脈を元に人材斡旋をするなど

 ・日本だと学生から広まる余地が大いにあると思う。新卒採用も実績ベースになってきているので、インターンについて記載できたりするのは大きい

 ・面白い発信をしていた普通の会社員が、リンクトインの仕組みの中でブランディングされ、注目されていくという面白い流れが起きるのではないか

 ・日本でリコメンデーションは普及するだろうか?海外は上司・同僚・部下などが気軽に書くが、日本はウェットな組織文化がマジョリティなのでなかなか使われないように思う

 ・「転職SNS」というイメージがある程度あるため、大企業の社員は登録すらできないのが実際のところ

 ・アメリカだとオフィスでリンクトインを開いていると「ああ、仕事してるな」と思ってもらえる。それくらい普及している

 ・インドは世界二位のリンクトイン大国。自分をアピールしてナンボなので、みんな登録する

 ・グローバルの観点でいうと、グローバルにビジネスをするためのプラットフォームとして使われている側面がある

 ・SNSが乱立しているが、アイデンティティを一つのSNSで管理すると混乱する人も出てくるのでは?

 ・アメリカの大学では大学のキャリア支援室が学生にリンクトインの使い方をレクチャーしている

 ・アメリカでもリンクトインが浸透した際にはエージェントは大ダメージを受けたが、やはり付加価値を提供できる人材は生き残った


 以上

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