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新人へ~果敢な失敗のススメ~

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先週1週間、多く投稿されていた新人たちへの一言。
私は成功者でもなく、有名人でもないので、何か言うのをためらって書かずにいました。ですが、配属されてきた新人くんたちの懸命な笑顔があまりに可愛らしく、一言なにか言いたくなってしまったので一週間遅れでメッセージを送りたいと思います。
 
色んな人から言われていると思いますが、私もそう思います。どんどん失敗すべき。
私も色んな先輩から言われた気がするけれど、その意味を分からず何年目かまで失敗して目立つことをひたすらこわがっていました。
今先輩として後輩を見ていると、たいした失敗なんてないのに、何をこわがっていたんだろうと思います。というか、会社というのは新人に大きな失敗をさせない仕組みになっています。例えば、会社に何億という損害を与えるかもしれないような仕事を新人一人に任せるわけがない。だから、安心してどんどん失敗すればいいのです。
 
では、どんな失敗をすべきか?
受け身ではなく、積極的にチャレンジして失敗すべき!
例えば、リーダーに立候補するとか、プレゼンターに立候補するとか、資料をまとめる責任者になるとか、色々チャンスはあるはずです。その際に、どんどん手をあげて立候補し、色んなチャレンジをして失敗するのです。
 
「私が立候補するなんてオコガマシイかもしれない」とか、「失敗したら恥ずかしい」とか、色々考えて手が上がらない人も多いかもしれません。そんな気持ちを振り切って、まずは手をあげましょう。そこから得られることは、本当に多いのです。
 
小野田寛郎さんという、戦争が終わったのに気がつかずに29年間フィリピンに潜伏していた方がいます。その方がこんなことを言っていたそうです。
 
「夕闇が迫っているのに、まるで昼間のような明るさになりました。そして、遠くに見える木の葉の表面に浮かぶ1つ1つの脈まではっきり認識することができました。そうなると、はるか先にいる敵兵の動きも手に取るように分かります。それこそ、相手が射撃をする直前にサッと身をかわして銃弾を避けることさえできると思いました」
 
よく事故する時はスローモーションのように見えるとか言いますけど、人間ってここまで見えるのかと驚きますよね。小野田さんの場合は命がかかっている極限状態なので、会社での小さな失敗と比較するのは恐縮なのですが、つまり、言いたいのは人間は追い込まれると脳ミソがフル回転します。期限が迫った時の集中力がすごいのは、皆さん経験したことがあるでしょう。自ら手をあげたことで、普通の状態の何倍ものことを考えはじめます。失敗するかもしれないと思いながらも、自ら手をあげることで、「ヤバイ!」という極限状態に自分を追い込みます。うまくやるために、一生懸命に準備し、そして、チャレンジして失敗した後に得られることは、質・量ともに何倍も大きく一生の財産になります。
 
なので、受身ではなく、果敢な失敗をすることをおススメします。
 
心の中では、「皆にバカだと思われるんじゃないか?」とか、「迷惑がかかるじゃないだろうか?」とか、気になるのは分かります。でも、いつかこの失敗が将来必ず役にたつと信じて、積み重ねていくしかない。そして、いつか自分の失敗から学んだことを誰かの役にたててあげればいいのです。
 
そして、慣れてくると失敗することが楽しくなります。
なぜなら、人は他人の失敗談が大好きなのです。あなたが、「今日こんな失敗してさ~」っていう話は、失敗度合いが大きいほど盛り上がるはず。なので、失敗して落ち込んだら、友達や同期に大げさに話しましょう。一緒に大笑いしてくれて、その失敗の中でいいところを見つけて褒めてくれるはずです。何度も果敢にチャレンジする人は馬鹿にされるどころか、尊敬されますよ。
 
それでも出来ないっていう人は、例えば1年間は失敗期間だと決めてしまうことです。失敗しない前提ではなく、失敗する前提でものごとを考えるのです。そうすると、「ワタシ、今、失敗期間だから、たくさん失敗していいの!」と心が折れにくくなります。そして、日記をつけるといいかもしれません。「今日はこんな失敗があった、ここから私はこんなことを学んだ。次からは大丈夫」と。
 
ここまで書いてて思いました。
失敗って言葉が悪いですね、1年目に失敗なんてないのです。失敗だと、自分が思ってるだけ。
それは失敗ではなくチャレンジです。
 
チャレンジあるのみ!
 
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