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YOKO CHANから考える今後の私たちの消費行動

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YOKO CHAN  は、2010年に立ちあがったファッションブランドです。 

 
HPにコンセプトが書いてありました。
「ある朝、目が覚めた瞬間「クローゼットの中のあいてむが全てなくなった時、これさえあれば生きていける。そんな服を作りたい」
 
「クローゼットの中に服はたくさんあるけど、着るものがない」そんな会話を友達とよくしていました。たくさんあるのに、結局着れるものがない。YOKO CHANもおそらく、こんな変な状況を打破するためにこういうコンセプトを打ちだしたブランドを立ち上げたのだと思います。
 
80年代からさらに強まった消費・消費・消費。 消費者の見る目も鍛えられ、無駄な消費を促されても、なかなか騙されなくなりました。 モノだらけの部屋に嫌気がさして、断捨離もずっと流行っています。飽食からの反動か、断食やファスティングダイエットはもう何年も前から流行り、一部の人には定番化しています。
 
よくアメリカの映画やドラマで見る、大きなウォークインクローゼットにズラ~~っと靴や服が並んでいるシーン。すごいな~とは思いますが、ああいうのを贅沢だと思わない人も多くなっています。ちょっと古い時代の贅沢さのように見えるのかもしれません。(日本人でもアメリカに住んでいると、また感覚が違ってくるのかもしれませんね。そこらへんはわかりません。)
 
 
服も、食べ物も、生活も、情報も、今はみんな無駄なものを出来るだけ捨てたがっています。 無駄なものをいったん捨ててリセットして、上質なものを必要最低限そろえる。そして、趣味や嗜好品は、わりと見境なくお金とエネルギーをかける。今後はこんなバランスになっていくのじゃないでしょうか。
 
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