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円滑なデータ流通に向けた環境整備のための検討項目

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データ流通・活用ワーキンググループ」を開催し、「データ流通・活用ワーキンググループ 論点整理(案)」について、議論・検討を行っています。

データ流通・活用ワーキンググループでの検討項目は以下の2点の視点です。

<視点1>円滑なデータ流通に向けた環境整備 検討項目

1-1 各府省庁の検討や民間の取組等を踏まえ、「情報銀行」等の定義について見直す必要があるのではないか。

1-2 円滑なデータ流通のために、各プレーヤが実装する必要最低限の機能やデータ構造について、共通認識が必要ではないか。また、データの生成・保有・活用の過程で、信頼性を担保するためにどのような方策が考えられるか。

1-3 上記1-2のほか、企業の保有するデータを個人が受け取りやすくし、活用を促進するためにどのような方策が考えられるか。

1-4 行政機関等が保有するデータの活用促進のために、どのような方策が考えられるか。

1-5 上記の検討にあたり、国、産業界がどのような役割分担で進めるべきか。


<視点2>個人が安心してデータを活用できる環境整備 検討項目

2-1 データ活用をめぐる個人の懸念の主要な部分を占める「自分のデータが使われる気持ち悪さ」を低減するためにどのような方策が必要か。

2-2 「個人を中心としたデータ活用」の概念を明確化する必要があるのではないか。

2-3 個人が安心してデータ活用者へデータを提供するために、個人のデータコントローラビリティの及ぶ範囲や同意の取得・管理の在り方を検討すべきではないか。

2-4 個人の理解が十分でないままデータ提供に同意してしまう可能性のある形態(ソーシャルプラグイン、サードパーティ Cookie等)について安心してデータを活用するための方策を検討する必要があるか。

2-5 医療分野等要配慮個人情報や個人を評価したデータについても、同意に基づく活用の範囲に一定の限度を設ける等の活用条件の明確化により、保護と活用のバランスを図れるのではないか。

スクリーンショット 2019-03-08 15.34.42.png

出所:第6回 官民データ活用推進基本計画実行委員会 データ流通・活用ワーキンググループ

1-2 各プレーヤが実装する機能、データの形式・構造及び信頼性

について、少しフォーカスしてみたいと思います。

■各プレーヤが実装する機能

• 円滑なデータ流通が実現するために、各プレーヤが実装すべき機能はどのようなものが考えられるか(例:データの受け渡しのためのインタフェース、データカタログ、個人の識別情報、同意の管理、証跡管理等)
• これらの機能を実現するためのアーキテクチャを定義し、プレーヤ間で円滑にデータが流通する前提条件として、相互運用性を確保した標準化を進めることが必要ではないか。
• 他方、ビジネスの創意工夫の妨げとならないよう配慮が必要であり、費用対効果や実現可能性を踏まえた議論が必要はないか。

■データ形式・構造及び信頼性

• 上記のアーキテクチャを定義した上で、プレーヤ間を流通するデータの構造についても、例えば、データの出し手と受け手が共通のデータ項目に基づきデータをやりとりする環境は整っておらず、円滑なデータ流通に向けた最低限必要な共通ルールが求められるのではないか。
• データ保有者・個人・データ活用者及びデータ取引市場の間を流通するデータの信頼性(トラスト)については、市場原理にゆだねることで十分か。
• データの信頼性を確保するため、顕名データはもとより、個人が任意に作成する識別情報(ユーザID等)についても、一定の本人との結びつきが求められるのではないか。
• 一方で、データの利用目的によっては、データのライフサイクル(生成・保管・活用)に応じて、一定以上の信頼性の確保が求められる場合も考えられるのではないか。
• データ保有者、個人、データ活用者、データ取引市場の間のデータのやりとりに際し、必要に応じて当該データの信頼性を確認できるようにする方策を考えられないか。

となっています。

円滑なデータ流通を実現するためのプレーヤーやステークホルダー、そのためのデータ形式や構造、この辺が、テクノロジー的には普及のためのポイントとなっていきそうです。

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