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日本のIoT国際競争力

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総務省は2019年2月19日、日本のICT産業の国際競争力の強化に向けた測定指標である「IoT国際競争力指標(2017年実績)」をとりまとめを公表しました。

「IoT国際競争力指標」の構成は、

ICT産業を、「スマートシティ関連部材・機器」や「コネクテッドカー関連部材・機器」等から成る「IoTの進展等による成長市場(「IoT」)」と、それ以外の「従来のICT市場(「ICT」)」とに分けて分析しています。

また、主要な10か国・地域の企業約1500社の製品・サービス(5分野51項目)について、世界市場における売上高とその成長率、シェアとその増減等を指標として、「製品・サービスの競争力」を整理しています。

研究開発、ファイナンス等に関する指標から、「潜在的な競争力」を整理しています。

今回対象となるのは、 日本、米国、中国、韓国、ドイツ(独国)、フランス(仏国)、オランダ、スウェーデン、フィンランド、台湾の10か国・地域。IoT分野に注力している企業が存在する国・地域を選定しています。

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出所:総務省 IoT国際競争力指標(2017年実績) 2019.2

世界におけるICT/IoT製品・サービスの市場規模(2017年)をみると、IoT製品の市場は、ICT製品等の市場に比較して小規模なものが多く、 市場成長率(2017/2016年)をみると、IoT製品の市場は、一部を除きプラス成長となっています。

ICT製品等の市場は、IoTのICT基盤として期待される「小型基地局」や「仮想化SW/HW」等は成長率が高い一方、低い成長率又はマイナス成長となっているものも多くなっています。

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出所:総務省 IoT国際競争力指標(2017年実績) 2019.2

世界におけるICT/IoT製品・サービスの市場成長率と日本企業の売上高成長率(いずれも2017/2016年)を比較すると、世界における市場成長率が高い製品等は、おおむね日本企業の売上高成長率も高くなっています。

「CaaS」「仮想化SW/HW」 「据置型ゲーム」 などについては、日本企業の売上高成長率は世界の市場成長率を上回る水準となっています。その一方で、世界における市場成長率が高いにもかかわらず、日本企業の売上高成長率が著しく低い製品等として、「サーバ」や「小型基地局」があげられています。

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出所:総務省 IoT国際競争力指標(2017年実績) 2019.2

世界におけるICT/IoT製品・サービスの市場での日本企業の市場シェア(2017年)とその増減(2017/2013年)についてみると、日本企業が50%以上の市場シェアを獲得している「据置型ゲーム」「産業用ロボット」「画像センサ」は、いずれも2013年から市場シェアを拡大しています。

IoT製品については、スマート工場分野の「産業用ロボット」「マシンビジョン」や「スマート照明機器」等が2013年から市場シェアを拡大しています。

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出所:総務省 IoT国際競争力指標(2017年実績) 2019.2

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