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ERPは、クラウド化やデジタル変革への支援等をコンセプトとし、AI搭載等の機能を持つ「モダン ERP」も

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調査会社の矢野経済研究所は2017年8月7日、「国内のERPパッケージライセンス市場に関する調査」を公表しました。

2016年のERPパッケージライセンス市場は前年比4.4%増、伸び率はやや減速しているものの、経営環境の変化に対応するため、経営基盤であるERPを見直すユーザ企業が増えており、E2017年の同市場は、前年比4.8%増の1,185億円(同ベース)になると予測しています。

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出所:矢野経済研究所 2017.8

ERPパッケージベンダーは、業績の明暗が分かれる傾向があり、主要 ERP パッケージベンダーは、クラウド化やデジタル変革への支援等をコンセプトとし、高速処理や AI搭載等の機能を持つ「モダン ERP」と呼ばれる新しいタイプの新製品をリリースし、ユーザ企業からの評価を得ているとしています。

注目すべき動向として、ERP 市場でのクラウドの利用が本格化しているとしています。いち早くクラウドにシフトした CRM/SFA やその周辺システム(就業管理、タレントマネジメント等のシステム)と比較して、基幹システムである ERP はクラウド化が遅れていましたが、その風向きは変わり、基幹システムである ERP はクラウド化も増加傾向にあります。

クラウドを利用するメリットとなる、導入スピードの早さや運用コストの削減、コンプライアンスを確保しやすいなどのが、ユーザ企業において幅広く評価されるようになっているとしています。そういった市場背景もあり、ERP パッケージベンダー側でも「クラウドファースト」を推進し、新たに SaaS の提供を開始する等、クラウドサービスのサービス形態も増えているとしており、今後の ERP 市場において、クラウド化は一層加速すると予測しています。

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