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将来のネットワークインフラに関する検討イメージ

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総務省は2017年1月24日、「将来のネットワークインフラに関する研究会(第1回)」を開催し、将来のネットワークインフラに関する検討イメージなどについて、検討を行っています。

日本のブロードバンドサービス契約者の総ダウンロードトラヒックは推定で約6.9Tbps(前年同月比50.1%増)、総アップロードトラヒックは推定で約1.3Tbps(前年同月比21.9%増)となっています。

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出所:総務省 将来のネットワークインフラに関する研究会(第1回)2017.1.24

本格的なIoT社会の到来により、膨大な機器がネットワークにつながることとなり、2003年に5億台だったネットワークに接続される機器数は、2020年には500億台まで増大すると予測しています。また、膨大な機器がネットワークに接続されることにより、通信量については年間2倍程度の割合で増大を続け、2020年代には現在の1000倍以上の通信量となることが見込まれているるとしています。

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出所:総務省 将来のネットワークインフラに関する研究会(第1回)2017.1.24

ICTサービスの高度化・多様化の例 では、最高伝送速度 10Gbps (現行LTEの100倍)、100万台/km²の接続機器数 (現行LTEの100倍)、1ミリ秒程度の遅延 (現行LTEの1/10)を実現する第5世代移動通信システム などを紹介しています。

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出所:総務省 将来のネットワークインフラに関する研究会(第1回)2017.1.24

最後に検討のイメージについては、第5世代移動通信システム、IoTサービス、高精細な映像の配信等の進展が見込まれる2020年代後半以降においても、爆発的に増大・多様化するトラヒックを安定的に流通させるネットワークインフラを実現・維持していくためには、官民が連携して、将来を見据えたネットワーク技術の開発や環境整備等に取り組んでいくことが必要不可欠、としています。

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出所:総務省 将来のネットワークインフラに関する研究会(第1回)2017.1.24

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