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リモートセンシング衛星の データ利活用に関する現状と課題

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総務省は2016年12月20日、「宇宙×ICTに関する懇談会(第2回)」を開催し、リモートセンシング衛星のデータ利活用に関する現状と課題について、検討を行っています。

リモートセンシング衛星データの概要では、レベル2~4プロダクトでは、たとえば、分解能の高いモノクロセンサー情報に分解能の低いカラーセンサー情報を合成して分解能の高いカラー画像を作成といったことがあげられています。

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出所:宇宙×ICTに関する懇談会(第2回) 2016.12

衛星データフォーマットでは、地球観測系データフォーマットの例では、それぞれの利用分野において、観測対象の特徴に合わせて適切な構造を持つ標準フォーマットが選択されてといいます。

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出所:宇宙×ICTに関する懇談会(第2回) 2016.12

米国の事例では、Data.govによるオープンデータによる気象衛星観測データの公開や、NOAAのビッグデータプロジェクトの取り組みが紹介されています。

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出所:宇宙×ICTに関する懇談会(第2回) 2016.12

欧州の取り組みでは、コペルニクス計画の商業アイデアコンテストやESAの衛星データプラットフォーム開発の取組みが紹介されています。

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出所:宇宙×ICTに関する懇談会(第2回) 2016.12

日本における取り組みでは、JAXAやJSS、アクセルスペース社の取り組みが紹介されています。JSSでは、宇宙関連の新たな事業創出を目指す企業の宇宙ビジネスの事業化を支援することを目的としたポータルサイト「宇宙ビジネスコート」を2017年春に開設予定とのことですが、注目されるところです。

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出所:宇宙×ICTに関する懇談会(第2回) 2016.12

NICTにおける衛星リモートセンシングに対する取組みについては、「データ収集」、 「データ保存・管理」、「データ処理・可視化」の3つの機能による研究開発を行うとしています。

今中長期における総合テストベッドの整備では、IoT技術など最先端のICT技術に関する実証
を支援するため、「総合テストベッド」を構築・運営していくとしています。

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出所:宇宙×ICTに関する懇談会(第2回) 2016.12

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