"スマートマシン"と"人工知能"は「過度な期待のピーク期」、IoTはプラットフォームとクラウドは？ 〜ガートナー「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル：2016年」〜

調査会社のガートナー ジャパンは2016年10月5日、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル：2016年」を発表しました。

出所：ガートナー 日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル：2016年 2016.10.5

期待が最も大きい時期である「過度な期待のピーク期（Peak of Inflated Expectations）」にあるのが、自律的に学習するマシンでロボットや自動運転車やドローンなどの電子機械である"スマートマシン"や"人工知能"などが入っています。

"モノのインターネット（Internet of Things：IoT）"は、「過度な期待のピーク期」にあるものの、ピークを超え「幻滅期（Trough of Disillusionment）」に入ろうとしています。

新技術への関心が高まる時期である「黎明期（Innovation Trigger）」から「過度な期待のピーク期」に入ろうとしているのが、"IoTプラットフォーム"や"IoTクラウド・プラットフォーム・サービス"です。

IoT関連のビジネスへの期待が高まっている中、共通で利用し、エコシステムを形成するためのIoTプラットフォームやIoTクラウド・プラットフォーム・サービスへの期待が高まっており、これらのプラットフォームやクラウドの覇権争いが加速化していくでしょう。

一方で、"スマートマシン"が「過度な期待のピーク期」にあるものの、海外と比べると、日本ではメディアなどでとりあげられるケースが極端に少ないという認識を持っています。個人的には、今後も"スマートマシン"の動きには注目し、いろんなところでとりあげていきたいと考えています。