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平成29年度の第4次産業革命の戦略分野(自動走行、ロボット、ドローン等)の概算要求について

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経済産業省は2016年8月31日、平成29年度の概算要求において、第4次産業革命の戦略分野(自動走行、ロボット、ドローン等)でのプラットフォーム獲得で275億円の概算要求を公表しました。

経済産業省の政策の大きな柱の一つとなっているのが、「「第4次産業革命」等を起点とする未来投資と世界の知の活用」での、重点分野(自動走行、ロボット・ドローン、ものづくり、産業保安、エネルギー分野等)でのプラットフォーム獲得です。

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出所:経済産業省 平成29年度概算要求

重点分野では、たとえば、日本の高水準インフラを活用した官民の「ロードマップ」策定・実行(突破口となるプロジェクトの組成・規制改革推進/自動走行用地図などのデータ基盤の構築)などをあげています。

戦略分野においての各概算要求をみてみると、

・人工知能に関する研究開発の実施 40億(31億)
・IoTの活用や実証に向けた取組 81億(53億)
・ロボット・ドローン導入促進、技術開発支援 105億(65億)
・自動走行システムの研究開発・実証 30億(19億)

となっており、特に、ロボット・ドローン導入促進、技術開発支援において、平成28年度の65億円から105億円と要求額が大きくなっています。人工知能やIoTの活用、自動走行システムの研究開発なども、軒並み前年度と比べると、要求額が大きくなっていることから、政府が今後強化していく取り組みと考えることができます。

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