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自律分散協調型アーキテクチャー

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経済産業省は2016年7月27日、「産業構造審議会 商務流通情報分科会 情報経済小委員会 分散戦略ワーキンググループ(第6回)」を開催し、オープンなデータ流通構造に向けた環境整備について、検討が行われています。

本ワーキンググループでは、第5回分散戦略ワーキンググループ資料も参考資料として紹介しており、その中の自律分散協調型アーキテクチャーについて、紹介をしたいと思います。

自律分散協調型アーキテクチャーは、IoT進展による構造変化に対応し、柔軟かつオープンなアーキテクチャーが形成され、この「インフラ」の上で、優れたサービス提供を通じたデータ戦略が死活的に重要になるとともに、今後、新たな領域を巡る競争が展開されていくとしています。

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出所:経済産業省 第5回分散戦略ワーキンググループ 2016.6

今後のアーキテクチャーとして必要と考えられる要素は、以下のとおりとなっています。

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出所:経済産業省 第5回分散戦略ワーキンググループ 2016.6

自律分散協調型に対応したハードとソフトの最適化

オープンな自律分散協調型アーキテクチャーの上で、データを保有するエッジ側のサービス企業とネットワークミドルウェア技術を有する外部企業とが連携して付加価値確保し、ハード〔次世代ストレージシステム、機械学習用に最適化したチップ等〕とソフト〔エッジ端末への組込みソフト、協調型人工知能、SDN等〕の連携に重点を置いた技術戦略へと転換する自律分散協調型に対応したハードとソフトの最適化の展開を紹介しています。

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出所:経済産業省 第5回分散戦略ワーキンググループ 2016.6

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