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「新産業構造ビジョン」の今後の検討事項(案)からみる4次産業革命(IoT、BD、人工知能、ロボット)によるパラダイムシフト

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経済産業省は2016年8月28日、「産業構造審議会総会(第19回)」を開催し、平成29年度経済産業政策の重点(案)」および、「新産業構造ビジョン」の今後の検討事項(案)」などについて、検討を進めています。

「新産業構造ビジョン」の今後の検討事項(案)」については、貧困や飢餓などのグローバル経済社会が抱える課題や、人口減少や少子高齢化などの日本の現状などをあげています。政府では、第4次産業革命(IoT、BD、人工知能、ロボット)によるパラダイムシフトをすすめ、従来対応できなかった「社会的・構造的課題=顧客の真のニーズ」に対応し、グローバルな課題解決に貢献するとともに、新たに広がるフロンティアの発掘・獲得競争に打ち勝ち、革新的サービスの創出と生産性向上で中間層の仕事を充実させていくことを目指しています。

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出所:経済産業省 新産業構造ビジョン」の今後の検討事項(案) 2016.8.23

戦略分野の特定と具体的戦略の策定では、

「健康を維持する」(健康・医療・介護)
「移動する」(モビリティ)
「スマートに手に入れる」(ものづくり・保安・物流小売・農業)
「スマートに暮らす」(住宅・エネルギー、街作り)

の4つの戦略分野をかかげています。

それぞれ、2030年の目指すべき将来像をかかげており、「移動する」(モビリティ)では、

自動走行で移動弱者ゼロ(国内700万人)、事故死亡者ゼロ(世界125万人)

を目指しています。

4つの戦略分野の実現には、リアルデータプラットフォームの構築(サイバー)や協調しつつ賢くなり、人間を支える様々なタイプのロボティクス(フィジカル)などをあげています。

スクリーンショット 2016-08-26 13.09.34.png
出所:経済産業省 新産業構造ビジョン」の今後の検討事項(案) 2016.8.23

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