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クラウドサービス事業者選定にあたってのポイント

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クラウドサービス事業者の選定にあたっては、さまざまな項目においてポイントが考えられます。

◯標準化されているサービスを提供しているか

クラウドサービスは、標準化されたサービスでデバイスを意識することなく、セルフポータルで利用でき、柔軟にコンピューティングリソースを拡張・縮小でき、また、APIを経由してサービス連携ができるなど、クラウドサービスの本質を抑えたサービスの選定が前提となります。

◯サービスビジョンを持っているか

クラウドサービス事業者の競争環境が厳しくなっており、事業から撤退やサービスを停止するリスクも出てきています。サービス提供の将来の方向を示すビジョンをしっかりともち、サービスの事業継続性の可能性の高いサービスを選定することが重要となります。

◯導入におけるメリットがあるか

ユーザー企業がビジネスにおいて効果の出せるサービスや機能を持っていることが重要となります。また、導入することにより、コスト的なメリットが出せることも重要です。

◯サービスに関する情報公開がされているか

クラウドサービスの利用にあたっては、サービス事業者の営業に確認をするよりも、サービスや機能、API、故障情報、システムのパターン例などを、Webなどに公開されている情報から確認できる事業者を選択することが、迅速な事業の拡充やリスクへの対応などに有効です。

◯信頼できるアーキテクチャー、技術を採用しているか

クラウドサービスは、AWSやマイクロソフトのように独自のサービスで提供している事業者もあれば、VMwareやOpenStackといったような利用頻度の高いアーキテクチャーや技術を採用することもポイントです。

◯セキュリティ等の認定や運用サポート体制

クラウドサービス事業者選定にあたっては、信頼性の高いセキュリティ等の認証をとっている事業者や、故障時の迅速な対応など運用サポート体制の充実した事業者の選択が重要です。

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