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クラウド採用ユーザのターゲット

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クラウドファースト、クラウドノーマル、クラウドネイティブに代表されるように、クラウドの普及が進むとともに、クラウド事業者にとってのターゲットも変化してきています。

マーケティングのイノベーター理論では、市場全体の2.5%を構成する「イノベーター(Innovators:革新者)」、市場全体の13.5%を構成する「アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者)」、市場全体の34.0%を構成する「アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者)」、同様に市場全体の34.0%を構成する「レイトマジョリティ(Late Majority:後期追随者)」、「ラガード(Laggards:遅滞者)」の5つのタイプに分類されています。

クラウドの普及の観点からみると、「イノベーター(Innovators:革新者)」や「アーリーアダプター(Early Adopters:初期採用者)」はセルフサービスで自社が自らクラウドサービスを利用するようになり、今後は、クラウドの導入にメリットを感じつつも導入に慎重である「アーリーマジョリティ(Early Majority:前期追随者)」のユーザ企業に対してのアプローチが重要となっていくでしょう。

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クラウド事業者各社やSI/CI事業者などは、アーリーマジョリティへのアプローチを強化するために、CxOなどの意思決定者層に対してしっかりと提案や議論のできるコンサルチームやソリューションアーキテクトチームの強化などを図り、ユーザ企業の目線にたち、事業者選定のアドバイズやRFP対応に導入に向けたコンサルから構築・運用への動きが進んできているという印象を持っています。

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