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先端ロボット技術によるユニバーサル未来社会の実現 〜政府 「改革2020」プロジェクトから〜

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政府の産業競争力会議は2015年6月22日、「第22回 産業競争力会議」を開催し、「『日本再興戦略』改訂2015」(素案)と工程表および、「改革2020」プロジェクトおよび工程表を公表しました。

今回は、「改革2020」プロジェクトにおいて、「先端ロボット技術によるユニバーサル未来社会の実現」をテーマとした、ロボット政策の部分に焦点をあててみたいと思います。

政府では、2020 年のショーケース化に向けて

現在、我が国は産業用ロボットの年間出荷額、国内稼働台数ともに世界一の「ロボット大国」である。人口減少社会における労働力不足の顕在化という社会的課題を抱える中、技術力を活かしてあらゆる生活空間でロボットが活躍し、高齢者や障害者、外国人も含めた多様な者が、ストレスフリーな生活の実現に必要な幅広いサービスを享受するシーンを作り上げ、実体験の機会を提供する。

ことを目指しています。

具体的な取り組み内容では、

ロボット分野は、IoT・ビッグデータ・人工知能の活用やネットワーク化を背景にした新たなビジネスモデルを構築する時代を迎えており、欧米や新興国が投資を加速している。従来我が国が得意としてきた、ものづくり的要素が強いロボットや技術レベルの追及のみならず、データを活用した実社会でのサービスの提供に注力し、より多くの場面でより多くの者がロボットの利便性を享受するといった新たなビジネス分野が開拓されつつある。

こうしたロボット分野における新たな競争領域を念頭に、我が国の産業の挑戦の方向性を示すこととし、①台場及び青海地域、②市街地等の日常環境をはじめとする公共空間、③海外から我が国を訪れる大多数が利用する各地の空港の3地域を活用し、先端ロボット技術の社会実装を行う。

①台場及び青海地域については、パーソナルモビリティ、超臨場感映像技術、デジタルサイネージ、多言語翻訳、案内ロボット等の先端ロボット技術を体験できるフィールドを構築する。また、未来社会実証プロジェクト協議会(仮称)を立ち上げ、実際に実装するロボット技術を広く一般から公募し、選定していく。選定結果に応じて、実用化のための実証を進め、並行して、必要に応じ規制・制度改革を行う。

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出所:第22回 産業競争力会議 2015.6

②市街地等の日常環境をはじめとする公共空間については、コミュニケーションロボット(翻訳・道案内サービス)、清掃ロボット、警備ロボットなど多様な自律移動型ロボットが相互に連携しながら、サービスを常時提供する姿を実装し、世界に発信する。2020 年に向けて、市街地等の日常の環境における自律移動型ロボット活用に係るルールの世界的なデファクトスタンダードを確立し、そのルール下で活用可能な最新のロボットについて、どのようなロボットが、どのようなサービスを提供するのか、というユースケースを国内外から公募等しつつ、技術開発や社会実装、必要なルール整備を行う。

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出所:第22回 産業競争力会議 2015.6

③空港については、コミュニケーションロボット(翻訳・道案内サービス)、手荷物運搬サポートロボット等、多様なロボットが相互に連携しながらサービスを常時提供する姿を世界に発信する。2020 年に向けて、空港におけるロボット活用に係るルールの世界的なデファクトスタンダードを確立し、そのルール下で活用可能な最新のロボットについて、どのようなロボットが、どのようなサービスを提供するのか、というユースケースを国内外から公募等しつつ、技術開発や社会実装、必要なルール整備を行う。

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出所:第22回 産業競争力会議 2015.6

といったように、具体的な地域をあげて、取り組み内容の方向性を示しています。

本プロジェクトは、

ロボットによる新たな産業革命の実現に向け、日本 経済再生本部にて決定された「ロボット新戦略」の推進や技術開発の加速 を図るとともに、ロボット市場の拡大や、様々な分野のロボット、ユニバ ーサルデザインなどの日本の最先端技術の世界への発信につながるものである。

としています。

工程表は以下のとおりです。

スクリーンショット 2015-06-27 10.25.55.png

出所:第22回 産業競争力会議 2015.6

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