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「テクニカルエバンジェリスト」と「エンタープライズエバンジェリスト」

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AWSでは、募集職種を公開されていますが、大きく分けるとマーケティングにかかわる職種と、エバンジェリストかかわる職種です。

エバンジェリストでは、「テクニカルエバンジェリスト」と「エンタープライズエバンジェリスト」の2つの職種を募集されています。

一部募集内容を引用させていただきます。

「テクニカルエバンジェリスト」は、

ビジネスの拡大に向けて精力的に活動しているマーケティング部門に所属し、AWSクラウドの市場開発と普及促進の責務を持ちます。このポジションでは、これまでのIT利用のありかたを、よりアジャイルに、クリエイティブに、そして生産的なものに変えていくことへの情熱を持っていることが大変重要です。それに加え、技術的な事項(コーディング、アーキテクチャー設計、デモ作成など)から、マーケティング的な事項(デマンドジェネレーション、リードジェネレーション、プレゼンテーションなど)まで幅広く理解し、実践できることも、ターゲット層への効果的なエバンジェリスト活動において重要です。

と記載されており、マーケティング部門に所属して市場開発と普及促進の責務を担当し、主な活動のターゲット層はスタートアップや、サービス事業者、SI/SIV、及び企業等、様々な組織に所属する技術者(エンジニア、デベロッパー)となっています。

一方、「エンタープライズエバンジェリスト」は、

企業やITベンダーの技術者やコンサルタントだけでなく、エグゼクティブ(CEO/CMO/CIO等)とも技術、ビジネス双方の分野で高いレベルでコミュニケーションできる能力が必要となります。技術に関しては従来の商用製品によるシステム構成やアーキテクチャーだけでなく、最新のWebやOSSに関する技術トレンド、アーキテクチャーにも通じている必要があります。

と記載されているように、技術だけでなく、エグゼクティブ(CEO/CMO/CIO等)をターゲット層とした高いレベルでのビジネスでのコミュニケーション能力も求められています。

つまり、「テクニカルエバンジェリスト」と「エンタープライズエバンジェリスト」は、ターゲット層や求められるスキルなどが、大きく異なっている部分も多くあります。

私自身が、以前のブログ「エバンジェリストという肩書きで変化を感じた8つのこと」で紹介をさせていただきましたが、

  1. 営業からの大口のお客さまからの同行訪問依頼
  2. 大口のお客さまのCIOや情報システム部門長クラスの方からの指名
  3. 営業や関連部門からの案件相談
  4. 社内外からのクラウドに関する講演依頼
  5. パートナー企業(候補含む)からの協業の提案や相談
  6. 取材や対談の依頼
  7. 意見や提案の機会
  8. 「攻め」から「守り」の業務中心に

といった内容などが多く、どちらかというと「エンタープライズエバンジェリスト」的な役割を期待されるケースが多くなってきているように見受けられます。

AWSの「エンタープライズエバンジェリスト」の募集職種の内容には、

エンタープライズITの様々な意思決定者に影響を与え、クラウドの採用を促すことができるかどうかにあります。つまりこのポジションは技術的なことだけでなく、クラウドビジネスの戦略にも関わるポジションです。日本のエンタープライズITは、クラウドのような新しいテクノロジーの受容にはまだ保守的な部分がありますが、このポジションはこうした伝統的なエンタープライズ企業のITを変革する役割を担う事になります。

と書かれているように、エグゼクティブ(CEO/CMO/CIO等)といった意思決定者に影響を与え、クラウドの採用を推進していく役割が求められています。

各クラウド事業者は、エンタープライズクラウドの領域に力をいれており、ユーザ企業自身も自社のシステム更改時にクラウドへの移行を優先的に検討するクラウドファーストの動きも加速しています。クラウドのテクノロジーのコモディティ化が一部進む中において、エンタープライズクラウドを推進していくためのエンタープライズエバンジェリスト」の役割へのニーズが益々高まっていくのではないかと、現場で業務をしていて感じているところです。

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