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地方産業基盤強化(4)地域に根ざしたイノベーション創出

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まち・ひと・しごと創生本部は2014年10月10日、「基本政策検討チーム(第7回)  」を開催し、地方公共団体、関係府省、有識者との意見交換を実施しています。今回は地域に根ざしたイノベーション創出について紹介をしたいと思います。

研究開発力を駆動力とした地方創生イニシアティブとして、

全国の技術を地方へ結集
地域の企業のニーズを、全国の大学・研究機関等の技術とマッチングさせ、より付加価値の高い産業へと発展

域外連携による拠点形成
これまでの地域科学技術施策(知的クラスター等)の経験を踏まえ、一地域で不足する資源は域外
からも導入し、地域に研究成果・実証拠点を形成

持続可能な新産業創出
一度限りの産業振興ではなく、地元企業の高付加価値化、大学における人材育成を持続的に好循環
させるシステム(イノベーション・エコシステム)を実現し、地域発新産業を創出する。


 

 

地方イノベーション拠点のイメージは、地域企業をベースにしつつ、新技術の確立・産業集積・人材育成の拠点を形成し、地方における持続的好循環システムの構築を進めていくとしています。

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http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/kihonseisaku/dai7/s4.pdf

また、レアメタルリサイクル拠点を作り、鉱山関連技術や、金属リサイクル産業を基盤として、今後全世界的にニーズが高まるレアメタル等の金属資源回収技術を集約・高度化、レアメタル資源の供給基地を形成するとしています。

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http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/kihonseisaku/dai7/s4.pdf

気候変動・自然災害から「まち・ひと・しごと」を守る研究開発と社会実装の推進(異常気象・気候変動リスク予測による地域産業構造基盤の強化)では、

・ゲリラ豪雨の1時間前予測など、異常気象による突発的・局地的激甚災害の早期予測技術を開発
・数年~数十年先の気候変動に伴う気温・日射量・積雪量・降雨量などの変化を市区町村レベル(1kmメッシュ)で予測・数値化

により、それぞれの地域の特性に応じて、防災・減災対策を地域独自に行い、地域産業構造の転換を支援する技術の開発と社会実装を進めていく、としています。

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