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ザックの「crazy idea」をニューラルネットはどう翻訳するだろう

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私の稼業は翻訳です。実際には主に米国で発表されたIT関連のニュースで日本でも興味を持たれそうなものを探してきて、かっちり訳すんじゃなくて「こんな話がありますよ」という感じで紹介しています(時々翻訳もやってますが)。

実は正規に翻訳を学んだわけではないので日々勉強、悩みはつきない毎日です。

先日も、FacebookのザッカーバーグCEOが某カンファレンスで発言した「Personally I think the idea that fake news on Facebook influenced the election in any way, I think is a pretty crazy idea」(動画の13分目くらい)というのの「cazy idea」をどう訳したもんかとかなり悩みました。

結局は「個人的に、Facebook上の虚偽のニュースが選挙に影響したという考えは非常にクレイジーだと思う」とそのまんまにしちゃって、Twitter上で「誤魔化すな」などと批判されてしまいました。

難しいです。辞書のまま「正気ではない」とか「まともじゃない」とかに訳した方がいいのかもしれませんが、こういう言葉に発言した本人がどんなニュアンスを込めているのかは、所詮日本人の私には分かりません。もしかしたらネイティブな人も、日頃のザッカーバーグの言動を知らないと分からないかもしれません。普段からちょっとでも変なことをcrazyだと言う人もいるし、よほどのことがないとそう言わない人もいるし。

だんだん実用的になってきたニューラルネット採用の翻訳ツールは、将来的にはそういうニュアンスも訳せるようになるでしょうか。

テキスト中で誰の発言かを確認して、その人の過去の発言を解析して反映させられるようになったら、結構いけるかも。ザッカーバーグが頻繁にcrazyという言葉を使っていれば、「おかしな考えだと思う」くらいに訳そう、とか。

そうなったら半端な翻訳者の私は職を失うかもしれませんが、そうなるのは多分、私が隠居してからだろうなーとちょっと高をくくってます。(下はGoogle翻訳でやってみたところです。英語から日本語への翻訳にもニューラルネットが採用されているそうです(修正)。は、まだニューラルネットは採用されていません。neural.png

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