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Second Lifeの住人は大企業に批判的?

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 毎日のように企業参入のニュースが入ってくるSecond Life。今日は米シアーズ(あちら版ジャスコ的百貨店のようなスーパーのような小売店)とサーキットシティ(家電量販店)の出店ニュースを掲載しました。両方ともショールームの費用はIBMが負担しているそうです。

 この記事によると、Second Life内では「独立系小売業者から大手への反発は強い」とのこと。苦労して地位を築いてきた小さなショップにとって、後続の競合大手がおもしろくない存在であることはリアル社会と一緒。今のところ住民も個人業者に肩入れしているようです。

 そうした風潮のなか、Second Life内のコミュニティー新聞「Second Life Herald」の1月13日の記事(というか、ブログというか)では、DellとSecond Lifeの運営会社Linden Labの談合疑惑(?)が取り上げられています。Dellも昨年11月にSecond Lifeへの参入を発表し、「島」も幾つか所有しているのですが、どうもこの島をタダでLinden Labからもらっているのではないかというウワサなのです。Dellの島の所有者はMs. Pyrrha Dell名義になっていて、この人のプロフィールでは支払い履歴がない、つまり……という推測です。

 法的には問題ないとしても、こういう不公平感を持たれるのはDellにとってもLinden Labにとってもすごく不利です。もちろん、ITmediaのSecond Life支局はIT戦士がフェアに地道に立ち上げ中。

 以上、澤でした。

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