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MicrosoftとGoogleの書籍検索、どっちが便利?

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 今朝はMicrosoftの書籍検索「Windows Live Search Books」の記事に検索結果の画面を入れようと思って実際に使ってみたところ、なかなか面白くてとまらなくなってしまいました。でもまあとにかく朝の速報掲載の時間は遊んでいる場合ではないので、とりあえず全文ダウンロード可だった「随想録」で画面をキャプチャしました(読んだことないけど)。

 Google Book Search(以下Google)が公開されたときもちょっと検索してみたのですが、大英図書館の蔵書がどーんとひかえている点で、Windows Live Search Books(以下Microsoft)はGoogleよりちょっと魅力的です。それに、「この本を買う」がいちいち出てこないところも、ユーザーとしてはMicrosoftの方がうるさくなくていいです。でも、Googleは目次にアクセスしやすいところで1ポイント挽回。見開きで読めるモード(すべての本ではない)があるのもいいですが、絵本とかでなければ、それほど必要とは思いません。

 ためしに「ロビンソン・クルーソーの冒険」と「ハックルベリー・フィンの冒険」で検索したところ、ロビンソンはMicrosoftでは1863年版が1冊、Googleでは古いのは1761年版(背表紙と一緒にスキャンした人の指が写ってるのはレアかも)から数冊が全ページ読めるようになっていました。ハックルベリーの方は、Microsoftで1904年版が1冊みつかり、Googleには全ページ読める本はありませんでした。2冊だけではなんとも言えませんが、書籍検索に関しては機能よりコンテンツが重要なので、政治力の勝負、かもしれません。

 以上、澤でした。

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