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地熱発電はあと2回変身を残している。この意味がわかるな?

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前回に引き続き、今回も自然エネルギーネタです。

発電するにはコイルを回せば発電出来るというのは、誰しもが小学校の時に教わったと思います。

回転物を回すには、直接回す風力等を除いては、蒸気を発生させてタービンを回す方法になりますが、蒸気を産むには熱が必要です。

熱が太陽の熱、火を起こして得る熱…。恒久的な熱の発生を得てしまおうという目論見で手を出してしまったのが、原子力発電と言う事になると思います。

わざわざ無から熱を生む事に躍起にならなくても、すでにこの地球の地底深くには貴重な熱源がある…その発想が地熱発電です。

地熱発電をするにはマグマの熱で温められた「熱水だまり」を利用する必要がありますが、この「熱水だまり」を見つけるのには温泉を掘り当てるのと同様に、事前調査と効率良い「熱水だまり」の場所を見つける必要があり、その場所も豊富にあるか不明な事からまだまだ課題があります。

それを補うため地熱発電には第2形態があり、さらに第3形態があります。

地熱発電はあと2回も変身を残しているのです。

1.高温岩体発電(第2形態)

左:従来の地熱発電 右:高温岩体発電

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※財団法人 電力中央研究所 地球工学研究所サイトより

「熱水だまりを見つける」のではなくて、「熱水だまりを作ってしまおう」という発想。

熱水だまりがあるであろう場所の、さらに地底深くを彫ると「高温岩体」にぶち当たります。この岩体に穴を掘り、地上から水を流し込んだあと、その岩体を粉砕する事で人工的に熱水だまりを造ります。別の穴から蒸気を取り出してタービンを回します。日本の地下深部には、このような岩体が豊富にあるそう!

※詳細はこちらの電力中央研究所、「電中研レビュー第49号 未利用地熱資源の開発に向けて」のとおりです。

http://criepi.denken.or.jp/research/review/No49/index.html

2.マグマ発電 (第3形態)

夢のエネルギーは原子力なんかでは無い。地底深くのマグマにあった!

そう表現したくなるような、夢のエネルギーです。

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※産業技術総合研究所サイトより

「熱水だまりを見つける」→「熱水だまりを作る」→「マグマだまりを見つける

ここまで行き着いてしまいました。火山国である日本には、このような「マグマだまり」がおそらく大量に眠っているであろうという推測です。

マグマを利用して蒸気を発生させる原理は他の地熱発電と同じです。

高温岩体よりもさらに深く掘り進むとたどり着くであろうマグマの世界。膨大なエネルギーが秘められている事は容易に想像がつきますが、地下深く眠っていた膨大なエネルギーを呼び起こす時、人類はさらなる進化を遂げるのか…?などと想像していまいます。

もちろん技術的な課題はたくさんある現状ですが、自然エネルギーにはまだまだたくさんの可能性が秘められていること、少なくともその可能性の追求を諦めない、夢を描き続ける事が大事だと思っています。

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