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都民ファースト勝利と忖度批判、透明性はAIとブロックチェーンが強化

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 小池都知事がひっぱった都民ファーストが都議選で勝ったよね。

 でも素人集団に政治ができるのかって批判が出てるよぉ?

 自民党東京都連は忖度政治のノウハウを持ってる。

 一方都民ファーストは経験が全くない素人集団だよ。

 どうやって都政を動かすのぉおおおぉ??

 小池さんは知ってるよ・・・徹底した透明化だよ ^^

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<出所 ハフィントンポスト    >

 7月2日の東京都知事選で小池知事の率いる都民ファーストを中心とした与党が勝利して過半数を確保しています。マスコミは自民党が勝手に転んだと述べていますが、小池さんは、古い日本の官僚政治を非常に鋭く批判しています。そのポイントが忖度(そんたく)批判です。都において忖度により政治が動いてきたのは、自民党の東京都連が悪いと言うわけです。小池知事は都議会自民党や自民党東京都連を「ブラックボックス」と批判してきました。加計学園に関する文部科学省や前川さんの答弁と同じように忖度や以心伝心、阿吽の呼吸で自民党東京都連が都の経営を動かしたから豊洲移転などで問題が隠されていたと言うわけです。そしてすべての会議をオープンにし、都政の透明化を積極的に推し進めてきました。

これは東芝の不透明会計と言う民間大手企業の問題にもつながります。

 元日本共産党のトップランクにありながら、現在、保守の立場に転じている筆坂秀世氏などは、「東京都は日本で一番透明性が確保される自治体に変化した」と述べ、小池政治を評価しています。

一方都民ファーストの多数派は政治の素人です。都議会自民党のような忖度で政治を動かす暗黙知に欠けています。これで大丈夫なのでしょうか?

■ 忖度、以心伝心、阿吽の呼吸、暗黙知経営時代の崩壊

昔、日本の誇るゼロ式戦闘機は、一時無敵だと言われるほど優れていました。旋回やきりもみ等の小回りに優れ、非常にプロ向きの戦闘機でした。一方この飛行機を乗りこなすには所謂、暗黙知と呼ばれるプロ並みの操縦技術が求められました。その為、戦争の進行と共にプロの飛行機乗りが減少する中、パイロットの養成が追い付かずゼロ戦は性能を発揮できない状況になりました。一方米国のグラマンはスピード重視の戦略と短期間で標準的なパイロットを養成できる仕組みを作り上げており、その為、ゼロ戦では太刀打ちできなくなりました。パイロットに必要な能力を可視化し、誰でも取り入れることができる標準的なプログラムを作り上げたわけです。これは暗黙知の組織的学習棄却と言われるものです。

さて都民ファーストは忖度や阿吽の呼吸で都政を動かす暗黙知無しで勝てるでしょうか?

忖度や以心伝心、阿吽の呼吸で都の経営を動かすには相当の政治経験や官僚経験、即ち暗黙知の蓄積が求められます。これが都政に関わっていた自民党の強さです。一方政治に未経験な新米議員を多数抱える都民ファーストにとっては、透明性を頼りに常識的な判断を下せばよいことになります。こうして都議会自民党や都議会官僚の持つ、忖度政治の暗黙知は撲滅される方向にあります。単なるおごりだったわけです。

この事は擦り合わせ生産を得意とする日本メーカー、例えば東芝の経営などにも当てはまります。終身雇用と言う長い間の特定企業の経験的な暗黙型知識の蓄積が社内で活躍する為には必須だと言うわけです。しかし新しい産業革命の進展の中でハイコンテキスト社会やハイコンテキスト企業とされた日本的経営の時代は透明化の進展とともに終わろうとしています。

■ 透明化に追い打ちをかけるAIとブロックチェーン

百年前を考えてみましょう。20世紀の1917年にはロシア革命が起こり、1920年には第一次世界大戦が終焉しました。2020年代にはAIとブロックチェーンの採用が進み、その結果、官公庁も含め民間企業の経営から「忖度、以心伝心、阿吽の呼吸、暗黙知、終身雇用制」が消え去り、外部のスタッフでも比較的短期間で企業活動に参加できる時代が来るでしょう。

忖度の後ろに膨大なプロの暗黙知(例えば自民党都連の内田さんに代表されるような)があり、それが透明化によって消え去る時代が来たようです。

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