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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

アレクサかシリか、ホテルで勃発した音声コンシェルジェ戦争

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 どうやらスマートフォンの次の流行はスマートホームやスマートホテルのようです・・・

 消費者領域におけるIoTの爆発ですね・・・

 アマゾンとアップルが音声コンシェルジェ戦争を始めました・・・

アマゾンの誇る エコーと音声コンシェルジュのアレクサ

Amazon Echo inside a Wynn resort.

Source: Wynn Resorts Ltd.

<出所 ブルンバーグ    >

 ホームキットで頑張るのか アップルとシリ!!

FILE - In this June 2, 2014 file photo, Apple senior vice president of Software Engineering Craig Federighi speaks about the Apple HomeKit app at the Apple Worldwide Developers Conference in San Francisco. HomeKit has the potential to bring home automation to everyday consumers. (AP Photo/Jeff Chiu, File)

<出所 フォーブス>

ウエアラブルやスマートアパレルは後(あと)5年ほど来ないと言うレポートが出ている中、スマートフォンの次に立ち上がる消費のIoT世界は、どうやら音声コンシェルジェによるスマートホームに決まりのようです。熱心なのは既に世界で昨年、3百万セット販売されたアマゾン・エコーとアレクサ、スマートホームに熱心なアップルのシリ、そしてネストから始めたにも関わらず、うまくいかないグーグルのホームとグーグルアシスタントでしょうか?

そのスマートホームでの音声コンシェルジェ戦争がホテル業界に飛び火し、そこでの成功や顧客体験がスマートホームのマーケティングになると言う循環が始まろうとしています。

アマゾンは既にエコーとアレクサの組み合わせでスマートホームに登場し、それが評価されて、マリオットグループのテキサスにあるJW Marriott San Antonio Hill Country Resort & Spaの10か所にエコーとアレクサを導入しています。来月には100か所に拡大します。明りのオンオフなどは当然ですが、ケータリングを依頼したり、ルームサービスやタオルを所望する、モーニングコールを依頼するなどコンシェルジェサービスに活用します。またラスベガスのWynn Resortsでは500か所にアマゾン・エコーとアレクサが導入されています。(2016年12月)今年の夏には4748か所に拡大します。

一方アップルは早くからホームキットなどでスマートホームに熱心であり、その一つの組手がCrestron technology 社です。2017年6月オープンするマリオットグループの Waldorf Astoria luxury hotel の為にiPadを使って照明をつけたり、レベルを調整したり、温度を上げ下げしたり、テレビをつけたり消したり、目覚まし時計をセットしたり、ルームサービスに使っています。但し、音声コンシェルジェではなく手打ちタイプです。尚、アップルの場合には顧客のiPad や iPhoneを活用する選択肢があります。

両社はボストンの海岸にあるMarriott International's Aloft chainの要望でアップルシリ(こちらは音声サービス)とアマゾンエコー及びアレクサは競合テストを行っています。片方だけが採用されるのか、両方採用されるのか全くかわかりません。規模は130のホテルの部屋が対象であり、更に100の部屋に導入されます。

2017年、スマートホテル、更にスマートホームの戦いは大注目です。

★★ Wearables aren't really a thing -- at least not yet

★★ Amazon's Alexa and Apple's Siri are waging war over the hotel room

★★ Siri and Alexa Are Fighting to Be Your Hotel Butler

★★ First Apple HomeKit-Certified Smart Home Devices Launch

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