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Uberの手足を過剰に縛るタクシー業界の独占禁止法違反疑義、京都京丹後市でサービス開始

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 Uberのことは許せないから 競争制限措置をして、足を引っ張っても良いと全国ハイヤー・タクシー連合会は考えているようです。

サンフランシスコでタクシー会社が倒産してる・・・日の本の国に一歩も入れるな・・・

今こそ攘夷の旗を・・・・・

 それってやり過ぎると独占禁止法の精神に反すると思うのですが・・・・

 IoT時代に値段のバカ高い日本のタクシー業界に 国を潰させてたまるかよ!!

 と一人勝手に怒っています ぷんぷん

uber

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<出所 ギズモード >

タクシー業界に潰された Uberのサービスです!!以下の動画を見てください。

南砺利賀そば祭り with Uber

 日経の記事ですが読んでいて悲しくなりました。

 これが嘗てジャパンアズナンバーワンと言われた国の末路なのでしょうか。イノベーションやビジネスの創造性の手足を縛り、健全な競争さえ嫌う日本のタクシー業界、全自交組合の姿です。記事を書いた日経の記者ですら、「いつまでも競争を排除するタクシー会社の姿は異様に映る。事業者の都合が優先されたままでは、日本の消費者の利便性は置き去りにされる。」と述べています。

京都京丹後市でサービス開始したUberですが、京丹後市が支援するNPO法人が国土交通省から一般車による有料サービスの認可を得て、それをUberが請け負う形でフリーランスドライバーによるシェアーの経済が日本でも開始です。

サービスエリアの制限、運転手と車両の国への登録、日々の運行記録の報告など米国Uberには見られない過剰な制限だらけです。それでも18台の一般ドライバーが参加しました。料金は半値ですから消費者は喜びますね。

同様の富山県南砺市との訪日客受け入れ実験計画は市長が大乗り気だったにも関わらずタクシー業界が市議会を脅かして潰したと記事に書いてあります。

一方全国ハイヤー・タクシー連合会はUber型サービス絶対阻止を唱えています。また出資を決めたトヨタすら日本ではUberには「触らぬ神に祟りなし」の精神で支援しないそうです。

嘗て音楽のジャスラックが知財を理由に消費者のサービスに関する技術革新に反対し、アップルの音楽サービス(iTunes Match)が日本だけ大幅に遅れました。またマイクロソフトのクラウド型サービスオフィス365は、一部の電機業界が反対し、日本だけ実施が半年程度遅れました。それと同じことがIoTやオンデマンド経済の入り口であるUberサービスで起こっています。Airbnbはそうでもないようですが。

経営学のマイケル・ポーター博士は5つの競争戦略の中で「代替品・代替サービスの脅威」を競争要因の一つとして述べています。タクシー業界にとってUberサービスの邪魔をする事は明らかに競争制限行為であり、法の精神からはタクシー業界や全自交組合には独占禁止法違反疑義があると思うのですが。

単にスマートフォンでタクシー業界の値段の高いタクシーが呼び出せるだけの日本型IoTでは高いタクシー業界が栄えて国が亡びるのを消費者は待つことになるのでしょうか?

★★ ウーバー「縛りだらけ」の日本参入 タクシー業界抵抗 京都・京丹後市で事業開始

★★ウーバー、一般車で人を運ぶ有償サービス 京都で月内開始

★★ ここからがUberの本領発揮。京都でマイカーによるサービスが解禁

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