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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

ビートコミュニケーションが企業内メッセージアプリ"Beat Messager"発表

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  さて企業内メッセージアプリ"Beat Messager"  ですが・・・・


 ストック型("Beat Shuffle")、フロー型("Beat Messager")と言うソーシャルメディアの区分けは解り易いので利用しています・・・

この両者の組み合わせが特徴ですね・・・それぞれ単独でも使えますが・・・

でも・・この設計の後ろには社内での深い、深い、長ーい研究と議論が山積みで・・・汗) 

例えばロゴマークもほとんどすべての色を使ってるでしょ? これ結構、大事なポイントです・・



「Beat Messenger」の特徴

<出所  ビートコムニケーション>

 ビートコムニケーションがLine世代に向けた企業用メッセージアプリの"Beat Messager"発表しました。(2015年7月21日販売開始です)既に一号ユーザー企業も決定し、導入準備に忙しくしています。(おっとこれは発表してないかも・・)本件は筆者も(多少)関わっていた件なので少し裏話をお話します。

■ ソーシャルネットワークは巣移りの儀式の繰り返しで進化する

一つの原則は「ソーシャルネットワークは巣移りの儀式の繰り返しで進化する」と言う経験則です。これまでフォーラムからQ&Aコミュニティ、Q&Aコミュニティからミクシイ型SNS、更にツイッターを取り込んだフェイスブック型SNSとソーシャルネットワークは形を変え、そのたびに巣移りの儀式の繰り返しで仕組みや使い勝手が洗練されてきた歴史があります。その波は数年遅れで必ず社内のソーシャルメディアサービスの在り方に波及します。ですから問題は何時、どうするかです。それプラス 脱PCへの動きが重要です。

そして今回の企業内ソーシャルネットワークの課題はIoTやウエアラブルなどの脱PCへの動き、またソーシャルメディアの元型としてはWhatsappやWechat、Line、スナップチャット、インスタグラムなどスマートフォン型のソーシャルメディア(メッセージアプリ)の台頭に如何に対処するかと言う点でした。一方パソコン型のソーシャルネットワークの将来に関しても正しい洞察をする(見極める)必要がありました。

そしてこの流れに機が熟したかどうかの判断です。既にソーシャルネットワーク型の主力製品"Beat Shuffle"にはスマートフォンアプリが今年から各社で活用されています。

またそもそも6次の隔たり理論から進化したフェイスブック、ミクシィ型のソーシャルネットワークとツイッターやWhatsappやWechat、Lineなどメッセージサービスの進化系の仕組みとは全く異なる面が多々あります。そう言った相違点をどう整理するかも大きな課題でした。

そう言った状況下でソーシャルネットワークの企業用新サービスとして企業内メッセージアプリを検討した訳です。タイミングとしては「時は今(雨のしたしる・・五月かな) ちょっといまいちの引用でした ^^」の判断です。

■ ワークスタイルの変化をどう捉えるか?

一方米国を中心に仕事の仕方、働き方が大きく変化しています。クリエ―テイブクラスのようなプロジェクト単位で外部から参加する高給取りも増え、フリーランスの時代がやってきています。そう言った波に乗ってSlackなどの企業用Messagerアプリが成長しています。但し、日本は未だやっとクラウドソーシングを通して企業が個人に仕事を出し始めたところであり、欧米に見られる独立型のクリエイテイブクラスは台頭していません。では"Beat Messager"のサービス対象をどうするか?となるわけですが、プレスリリースでは「アルバイトの方々」「店舗のシーン」また立ち仕事の営業の方々を想定した発表をしています。

■ 人類学の基本の議論

進化系の人類学の基本では人類には以下の特徴があります。

1) 道具を使い・・・・ウエアラブル

2) 火を用い・・・・・エネルギー問題

3) 二本足で歩く・・・二足歩行

4) 集団で暮らす・・・コミュニティ

5) 大きな頭脳を持つ・創造性とAI

今回の企業内メッセージアプリ"Beat Messager"はウエアラブルの議論で良く出て来たスマートフォンによる「二足歩行【立ち仕事】のワークスタイル」と机に座って働く「デスクワークのスタイル」の比較も行っています。そして「デスクワークのスタイル」も向こう5-10年の間では消えることはないだろうと言う見通しに基づいて設計しています。解り易く言えば"Beat Shuffle" と呼ばれるデスクワーク型の企業内ソーシャルネットワークサービス(知識ストック型)と "Beat Messager(情報フロー型)"の立ち仕事、二足歩行モデルとを「組み合わせても」それぞれ「スタンドアロンでも」活用できるように設計したのが特徴です。一般的なホワイトカラーのデスクワーク仕事("Beat Shuffle" が対象)は企業の20%と言う調査結果(米国の例)もありますので。日本の場合、一社の中でデスクワークと立ち仕事の混在があり、企業によって偏りの度合いが大きく異なります。

一見してWhatsappなどに類似したサービスになっているかもしれませんが、その後ろには長年の知恵と経験が蓄積しており、結構レベルの高い社内検討がなされています。詳しい話はビートコミュニケーションやナレッジマネジメント学会関連のセミナーなどで話すことになるでしょう。(最近、ビートコミュニケーションからソーシャルネットワークサービスのアプリ、IoTポロシャツ、そして"Beat Messager"アプリと立て続けに発表がなされており、結構、面白いです)

★★ Beat Communication、LINE世代に向けた企業用メッセージアプリ 『Beat Messenger』を7月21日提供開始

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