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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

グーグルの検索変更、スマートフォン・フレンドリーサイト優先表示の波紋

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またグーグルのラリーペイジCEOが核爆弾を落としました・・・・・

曰く「スマートフォンでは、スマートフォンに対応したWebサイトのみ優先表示する!!」

2月に発表したでしょ? 対応しない方が悪い・・・^^

ええええええぇ  それ困る 困る・・・・@@

nuclear explosion larry page


  <出所 ビジネスインサイダー>

  あれ・・大手企業も 2月のグーグルの警告を無視してる  @@
mobile summary (1)

Top 20 Mobile Friendly Fortune 500

<テッククランチ>

 グーグルが2015年2月に発表したスマートフォンの検索に関する変更が4月21日から実施されています。スマートフォン用にアレンジしたスマートフォン・フレンドリーサイトを検索結果に優先表示すると言うものです。画面の小さいスマートフォンでは生活者から視聴が難しい、パソコン用のWebサイトは表示を後回しにすると言う対応ですが、対象はスマートフォンだけであり、タブレットと当然、パソコンは除かれます。

■ ニュースを知らない中小サイトは大混乱

グーグルは2か月前に通知を出していますが、ニュースを知らなかった中小規模の企業サイトは大混乱です。フォーチュン500社の40%が「そんなの知らん・・」と言っていると言う調査結果もあります。

 

■ 広告売り上げの確保、単価維持の手段

スマートフォン・フレンドリーサイト優先表示への変更の背景には、グーグルの広告単価の漸減傾向があります。広告単価(CPM単価)の漸減傾向はグーグルの収益源を直撃しており、最近は売り上げの伸びが停滞しています。その原因は画面の小さいスマートフォンの広告単価にあると言われて来ました。画面が小さい為、広告主が信頼をおかず、その為広告単価が低いと言う説です。しかしグーグルの調査では、スマートフォン検索の結果、飛び先の画面がスマートフォンに対応しておらず、その為、そこでショッピングを中断する件が多くあるようです。折角、スマートフォン広告を出して、サイトに誘導しても、画面がパソコン仕様の為、買い物を諦めるケースが多いと言うわけです。全体がそう言った環境の為、スマートフォンの広告単価(CPM単価)は漸減傾向が続いているとグーグルは見ています。それを一挙に改善するべく、企業にスマートフォン・フレンドリーサイトの構築を促したと言うわけです。

 

■ アマゾンに持って行かれる買い物広告

企業がグーグルの検索広告に出向する一番の理由は、ショッピングの促進、販売目的です。しかしアマゾンがプライム会員数を37百万人まで増やし、早晩、米国人の半分を抑え囲い込むと言う予測すら出ている状況では、グーグルが危機感を募らせるもの当然だと思われます。彼らはグーグル検索は使わず、ほとんど価格比較すらせず、アマゾンのサイトに飛んでいきます。そう言った状況も背景にあると思われます。

さてこの措置でグーグルの広告単価は思惑通り、回復するでしょうか?

見ものです。

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