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FM東京「IoTがもたらす見えない宗教への信仰」に今夜ゲスト出演

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   よくこんなテーマ「宗教とIoT」を取り上げますねえ・・・と思ったら・・・

 イーロン・マスクさんも「IoTを背景に人工知能が悪魔になるかも・・・・」なんて注意を喚起しています。


「週100時間働け」 世界最高の起業家イーロン・マスクが若者へ捧げる

<出所: http://logmi.jp/43469>

 昨日の月曜日には佐々木俊尚さんが「死者の人格をダウンロード」なんて番組で説明していますから・・・・見えない宗教とIoTも可笑しくないか  ^^

  

  

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4月27日(月)佐々木俊尚●死者の人格をダウンロード?Googleの「ロボット・クラウド」の是非

  <出所 WiKiペディア>

 昨年筆者が書いた「IoTと見えない宗教の復活」のiTmediaブログに関して先週、突然、FM東京さんから声がかかり、今夜19時過ぎから番組生出演がきまりました。

まあ、こんなテーマ、私みたいな変わり者しか考えませんので。

■  IoTを魔法だと見るかコンピューターの進歩と見るか

昔スマートトフォンのドロップボックスに入れた写真が何時の間にかパソコンに挙がっているのを見て「これは魔法だ!!」と思ったことがあります。また自動掃除機のルンバを見て「ルンバは可愛い!!」と感想を述べる人々が増えています。これって決して科学的な見方ではなく、明らかに非科学的な見方です。

多くの人にとってIoTを「魔法だ」と見る見方の方が「コンピューターの科学的進歩」と見るよにも「感想として先に出てしまう」のはとっても面白いと思います。

その理由を説明せよと言うのが番組の趣旨のようです。

■  イーロン・マスク氏も唱える人工知能性悪説

IoT時代が進むに連れて米国では人工知能性悪説が議論されています。「2045年頃、コンピューターが人間の知能に追いつき追い抜くとコンピューターは悪魔になって人類に害を及ぼすかもしれない。だから早めに手を打とう。」と言うIoTの向こう側にある人工知能を悪魔と見做す議論です。またアイザック・アシモフさんの「ロボット三原則」もロボットに対する不信感、人類にとって悪魔に豹変するかもしれないと言った感覚から提唱されています。

■  米国のIoT関連ドラマは神だらけ!!

「パーソンオブインテレスト」「オールモーストヒューマン」「レボリューション」「サイバー諜報員」や映画の「イーグルアイ」などはIoTを背景とした米国ドラマです。

そこにはIoTを背景とした神や悪魔の物語が一杯です。「レボリューション」はナノテクが精霊を持ち悪魔になり、「パーソンオブインテレスト」はAIが二つの神(神と悪魔)になって戦います。まるで不思議の国のアリスのようです。

■ 人の解釈モジュールが神を生み出す正体だろう

最近、進化系の脳科学で提唱されている脳の仕組みの一つ「解釈モジュール」ですが、これが非科学的発想を生み出す基だとみなされています。人の心の仕組(脳の仕組み)みの元型は約10万年前の森の中の150人程度の集団の中で出来上がりました。一方文字を読んだり書く歴史は精々5千年、科学的な思考の歴史はギリシャに始まったとしても精々2、500年です。ですから科学的な思考の仕組みは「解釈モジュール」の中には未だ確立していないと言う仮説が成り立ちます。むしろ自然淘汰は「神やお告げを登場させる非科学的な物語」で自分を納得させる宗教的な思考にあっていると言う見方が出てきます。それはIoT時代になっても不変です。

とまあこんな議論を展開します。お楽しみに。

★★ 4月28日(火)古谷経衡●IOTがもたらす「見えない宗教」への信仰

★★ モノのインターネット(IOT)時代に「見えない宗教」が復活する訳

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