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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

儚く消え行く動画の人気、MeerkatとSnapcatは同類なんだ・・・

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 Meerkat君・・・・君ってスナップチャットと同類なんだね・・・ええええぇえ そうなのぉ・・・

 だって 一瞬で消えるじゃん・・・・

 まあ・・そうだけど・・・・うーん 俺達 お化けじゃないよ・・^^

 おまえら俺の同類だっていうの^^

「snapchat music」の画像検索結果

 <出所 テッククランチ>

   これと・・・・・(Meerkat)

B_EuXRgVEAAhyJn

 <出所 テッククランチ>

  これが 同じ世界観なんだ・・・・

 

<出所 http://www.lifehacker.jp/2012/11/121115snapchat.html>

一体、何で今頃、Meerkatのようなスマートフォンからのライブストリーミング動画が流行るのか?昔から類似サービスはあったじゃないか?と言う疑問は米国でも提起されています。面白いのは多くのブログの見方は消える動画、消える写真のスナップチャットとライブストリーミングのMeerkatを同類(儚(はかな)く消えゆく、もののあわれ)の文脈でとらえている点でしょう。

■ 等身大の現実、過ぎ去る瞬間、桜の花びらのように散り急ぐ人生

テッククランチなどが指摘していますが、MeerkatとSnapcat、特にスナプチャットストーリー(イベントに参加している自分達の姿の写真や動画)とMeerkatとの類似性が面白いです。確かにIoTと呼ばれる新しいインターネットのお蔭で人生の変化はまるで3GからLTEへと変化し始めています。それに連れて人生の変化も高速化し、ギガビット時代になればますます速く自分を変えていかなければならなくなるような切迫感があります。ムーアの法則に乗っかったドンドン高速変化する人生ですね。

■ ちょっとだけ心理学

IoT時代に相応しい自己論は「変幻自在な自己」(プロテウス的自己論、ロバート・ジェイ・リフトン)に変わりはじめています。昔の安定していた大量生産時代の自己論はエリク・エリクソンの「自己同一性」(安定した自己論)でした。

IoT時代の雇用は雇われ先を次々代り、雇われない生き方を追求する変幻自在な姿勢が重視されます。また私生活や消費生活においても離婚、再婚、シングルマザーなど多様な生き方絵の変化は当たり前となっています。

そういう時代には変化にさらされた儚い一瞬の現実を切り取る動画は共感を得るのかもしれません。孤独な少女がMeerkatを通して一瞬世界とつながり、輝く、その短い間、視聴者は感情移入すると言う「等身大のマッチ売りの少女の物語」ような感覚が受けるのでしょうか。「皆さん、今はこのお店で(素敵な)店員を演じています・・それを動画中継します・・」みたいな人生ですね。

社会学者の鈴木健介さんの「カーニバル化」と相通じる点がありますね。

そう言う時代に育ったミレニアル世代(21世紀に大人になる世代)には「儚い、モノの哀れ動画」は受けるようです。

★★ Empathy Machines

★★What Will Meerkat Do Without Twitter?

★★After Twitter Snub, Meerkat Aims to Push Out New Features

★★Meerkat, the live-streaming app that has all of Twitter going crazy, is about to get a lot better

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