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アンドロイド離れでグーグルも韓国が嫌い、ネクサスプレイヤーを2月日本発売

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 ネクサスプレイヤー(アンドロイドTV)は日本優先で海外展開発表!!

 ええええ グーグルテレビ出さなかったくせにぃ・・・

 いやいや・・・グーグルは出したかったんだけど 国内放送業界が・・・^^

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<出所:グーグル>

 わが韓国サムスンはアンドロイドOSではなく、タイゼンOSでIoT時代を切り開く!! ・・・暗にアンドロイドOS離れを宣言・・・・

サムスンのブログで明言・・・これがグーグルを怒らせたんだね・・きっと^^

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<出所:サムスン  >

我がソニーはアンドロイドTVでいきます・・・・春のビラビアは・・これ

サムスンほど資金にゆとりないし・・と言ったところでしょうか・・・

その他の家電製品はOS未定ですね・・・・

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 <出所: エンガジェット>

グーグルブログの発表ですが、既に北米で売られているアンドロイドTVのネクサスプレイヤーを20152月末、日本で発売します。ソニーのブラビアも2015年春版からは、アンドロイドTVになりますが、それよりネクサスプレイヤーが先に国内販売されます。欧州よりも韓国よりも先に日本で製品を出します。これは結構、凄いことだと思っています。

 グーグルの韓国離れの訳

 サムスン電子はスマートテレビを含むIoTに関してアンドロイドOSではなく、タイゼンOSを全面的に使うと発表しています。この理由は2014年の各四半期決算で明確ですが、サムスンはスマートフォンにおいて同じアンドロイドOSを使っている中国勢に食われ、大きく利益を下げています。その結果、「他人のふんどし=アンドロイドOSでは限界がある」と判断したようです。その結果、IoTやウエアラブルは自社が中心であり、コントロール可能なタイゼンOSを使うことにしました。同様に韓国LGも買収したWebOSをスマートテレビに適応しています。その結果、スマートテレビに関しては、韓国勢二社はアンドロイドTVを袖にしました。だからグーグルはIoTに関して韓国嫌いになったと(一定)言えましょう。

一方日本はソニーが全面的にスマートテレビはアンドロイドTV、シャープも一部製品にアンドロイドTVを出します。また日本はネクサス7のタブレットが爆発的に売れた縁起の良い国です。

 グーグルTVと様変わり

 グーグルテレビの時代には、北米、欧州、韓国(LG電子の製品)では製品が出ました。一方日本ではソニーの努力にもかかわらず結局、国内においてグーグルテレビは登場しませんでした。それが今回のアンドロイドTVは欧州を差し置いて、北米に次いで二番目は日本発売と様変わりです。

 IoT時代はアンドロイドOSとIOSのスマートフォン時代と様変わりか、同じか?

 

 必要なアプリの数にもよりますが、スマートフォンやタブレット上の数十万本のアプリの数と今後登場するスマート家電やスマートカー、その他のIoTなどのアプリでは開発されるアプリの絶対数が違います。ウエアラブルやスマートテレビなどの場合は、その中間かと思われます。

例えばスマートテレビの米国ロクは、チャンネル数で2千、アプリ数で千を超えています。そして中国のTCLやハイアールなどはロクのプラットフォームをアンドロイドOS代わりに使います。それをアンドロイドフォンやアイフォンから操作すると言う発想です。

テレビ業界1位と2位の韓国サムスン電子、LG電子はタイゼンOSやWebOSでもロク同様、その程度の数ならアプリ開発者をグーグルに頼らずとも自社で集めることは可能、場合によってはHTML5で対応すると決めたのでしょう。彼らにとってはアンドロイドTVの伸長は、逆にビジネスの基盤を取り崩されることを意味しますから。

同じ発想で洗濯機や冷蔵庫、調理器などもサムスンはタイゼンOSで開発します。

しかしよく見ればこれは守りの姿勢ですね。

 アップルTV対アンドロイドTV

 さて2015年秋から2016年にかけて出てきそうなのがアップルTVの本格版です。これが成功すればテレビ業界もアップルTV対アンドロイドTVの対決のになり、サムスンやLGはスマートフォンにおけるフィンランドのノキアやNEC、パナソニックのようにテレビ事業、更には家電ビジネスにおいて没落するリスクもあります。

 NHKのサイマル放送、ネットフリックスの上陸

 また国内のテレビ業界では2015年春からのNHKのサイマル放送、ここ12年内の米国ネットフリックスの上陸、民放の無料見逃し放送など「サービス支配論理」面からスマートテレビが本格的に立ち上がる環境が出来始めています。

ネクサスプレイヤーの国内登場は、いろいろな意味で大きな新しい動きを暗示しています。またスマートテレビの周辺から目が離せなくなってきました。

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