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テレビのデジタル化がドライビングフォースとなり、全ての情報メディアが一旦、収縮する時代の羅針盤

映画「デスノート」に見るウエアラブルやIOTとの類似点

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 デスノート・・・・に名前を書かれれば死を免れることは出来ない・・・・

・・・・・・・

 明らかにウエアラブル、IOTに繋がる発想ですが・・・アナログのノートやペンが出て来る点、スマート革命のパワーを死神の魔法と描いている点が面白いですね・・・と勝手に解釈する^^

Deathnote2

<出所:http://tvfreak663.blog.fc2.com/blog-entry-89.html

 これがデスノートです・・・・何時も夜神月(ライト)が持ち歩くウエアラブル・・・・

Deathnote510111042

 <出所:http://f.hatena.ne.jp/junichi13/20080510111042>

■  IOTフィクションは米国一辺倒か

先日映画「デスノート」実写版をネットで見ていたら「これ、ウエアラブル、IOTそのものジャン」と気が付きました。米国にはドラマ「パーソンオブインテレスト」、ドラマ「オールモーストヒューマン」、映画「イーグルアイ」などウエアラブルやIOTを描いた作品は多く出ています。その中で最も有名なのが「スタートレック」ですが。

 

日本には「スタートレック」のような未来をイメージしたフィクションが少ないと感じていたのですが、映画「デスノート」を見て「これこれ・・」と感じた次第です。未来をイメージした小説、映画、ドラマは開発者の想像性を刺激する重要な文化要素だと思います。数は多く無いですが、日本にも作品が出始めている点が心強いですね。

 

 CEATEC2014では東芝グラス(東芝のスマートグラス)が参考出展されるなどアップルウオッチの発表と共に日本でもウエアラブル、IOT市場が盛り上がり始めています。

 

■  デスノートはウエアラブル、死神はIOT

元々は漫画の作品(2003年から少年ジャンプ連載、原作 - 大場つぐみ・作画 - 小畑健)ですが、その後アニメや実写映画になっています。デスノートに相手の名前を書いたり、死に到る状況をペンで記述すればそれが現実となります。デスノートには死神と言う魔法のパワーが憑依しています。デスノートの所有者夜神月「キラ」は藤原竜也が演じており、それに対決する竜崎が松山ケンイチ演じる警察側の「L」と言う想定です。

 

さて持ち歩くデスノートはモノのインターネットの視点から明らかに「ウエアラブル」です。そう考えればデスノートに書かれた人の死を実現する死神はIOT(電子通信と情報処理パワー=インターネット)と言うことになるのでしょうか。米国のドラマ「パーソンオブインテレスト」(街中の信号や電話機、カメラは全てネットに繋がり、人を監視する、事件に巻き込まれる人を発見し、主人公に通報する)では、ビッグデータが人を端末(スマート機器)として操作する場面が出て来ますから、それと同じでIOTがスマート機器と共に人を動かし、止める(人に心臓まひを起こさせる)と言う想定はありだと考えられます。

 

映画「デスノート」を見ていると死の状況は死神=IOTのAIパワーで補足されるのが判ります。

 

■  もっと未来小説家の誕生を

国内にも未来小説家の野尻 抱介さん等が活躍し始めていますが、この手の作品はニコニコ動画と同じで未だサブカルチャー(下位文化)と見られがちです。もっともっと「デスノート」のような小説や漫画を描く未来小説家が誕生すれば国内のIOTも文化的にも製品面でも豊かになると思うのですが・・・どうでしょうか。

 デスノート

 

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