第1回ライブ＆イベント産業展のデモ参加、日本も本格ホログラム・マーケティング時代へ、マイケル・ジャクソンを復活させた技術は凄かった

ネットワーキング

» 2014/07/14

感動したのはホログラムの国内マーケティングの開始とデモです。

　下からガラス越しに投影する簡易技術です。

＜出所：英国musion＞

　技術の詳細説明動画　（見れば判ります）

　下からの投影技術の説明がポイントです。

＜出所：http://sakainaoki.blogspot.jp/2012/08/summer-night.html＞

当日のデモの要約動画

Musion Eyeliner 3D Hologram Showreel（動画）

今年の５月に故マイケル・ジャクソンさんが5月18日、ラスベガスのビルボード音楽賞の授賞式に突然、ゲスト出演しました。それもサプライズゲストとしてダンスと新曲を披露です。これは英国のミュージョン社の３Ｄホログラムを使ったものですが、大騒ぎになりました。これは数年前（２０１２年頃から、技術は２００７年頃から）ヒップホップＭＣや歌手として活躍してるトゥパック・アマル・シャクールさんが本人そっくりさんホログラムで登場しラッパーのスヌープドックさんとデユエットで唄うなどして物議を醸していた技術です。既に世界中で７００以上のプロジェクトに使われています。しかし日本での代理店によるビジネス展開は何故か遅れていました。モノのインターネットで回線が安く活用でき、イベントの動画もインターネット配信が様々なスマート機器に対して出来る為、採算に合う段階に達したようです。

筆者も一度、是非、イベントの舞台で見たい技術だったので東京ビッグサイトで開かれた第1回ライブ＆イベント産業展（７月９日―１１日）でお披露目されると聞き、早速、舞台でのデモを見に行って来ました。

デモは部屋の中に暗い舞台装置があって下からホログラムを投影します。デモでは白鳥の湖を踊っていたホログラムのオデット姫がさっと白鳥に変身するなど、驚くほどリアリティが凄かったです。（裸眼での暗いステージでのデモですが）トゥパックさんのホログラムデモもあったような気がします。

プレスリリースの写真から見ても例の「パフューム」もこのホログラム技術を一部使っています。（下の記事で確認済み）またトヨタによる初音ミクのホログラムライブも活用しています。トヨタはMusionの顧客ですから。（初音ミクのホログラム・ライブは大感謝祭時のようにディラッドボードの時もありますがMusionのEyelinerも使われています）

既に海外では様々なイベントやＣＭに使われていますが、日本でも例の初音ミク型のホログラムイベントが今後普通に見られるかと思うとちょっと凄い事になりそうです。

　面白いのはこの技術が前回のインドでの選挙に使われています。国土が広過ぎて首相候補が回れないのでホログラム出演したようです。2014年５月に第１８代インド首相に選ばれたインド人民党のナレンドラ・ダモダルダス・モディさんは、ホログラム選挙を戦いました。テレプレゼンスで各地の選挙集会に同時生出演です。Ustreamやテレビ、アバターなどよりずっと迫力があると言う事なんでしょうか？英国のチャールズ皇太子も生ホログラムでカンファレンスに出ています。

尚、日本の代理店はシネフォーカス、博報堂の共同プロジェクトです。

米国ではシスコが類似の技術を開発しています。

　　（これはシスコのカンファレンスで使用したものです。

6A1793B2 Cisco TelePresence Live Holographic Video Conferencing）

以下のサイトに様々なデモ動画が載っています。

MUSION3D

MUSION