モノの準備、技の準備、心の準備

災害時にタブレットを使って情報共有できたなら...。世界ジャンボリーのご報告。

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「世界ジャンボリー」という単語を聞いただけで、ピクッとした方、いらっしゃるのではないでしょうか。今年の夏、第23回世界スカウトジャンボリーというイベントが山口県で開催されていました。遅ればせながら、そのご報告を。


このイベント、世界スカウト機構(ボーイスカウト)が主催するキャンプなんですが、

・4年に1度、世界のどこかで開催されるイベント(まるでオリンピック)
12日間ずーっとキャンプ!(基本的にテント生活)
約34,000人のスカウトが、世界中152の国と地域から大集合!
(オリンピックより多い参加国数)
日本では1971年以来、44年ぶり、2度目の開催(日本のスカウト関係者は大興奮)
キャンプ場は東京ドーム約60個分!

...ある程度の規模感は伝わったでしょうか。
ここでキャンプサイトの上空の映像を見てみましょう。

かなり大規模なキャンプであることがわかるかと思います。
毎日、15kmは歩いていました。デスクワークの私にとっては、かなりの運動量...。


この世界ジャンボリーに参加する対象者は、中学生~高校生年代の子ども(スカウト)たち。約2週間にわたって世界の仲間と共に暮し、学び、体験を共有します。
国際理解、カルチャー、サイエンス、水上プログラム、ピースプログラム...などのカテゴリーごとにアクティビティが用意されているのですが、400近いアクティビティーがあり、参加者は自分たちの好きなアクティビティーを選び、参加することができます。


えー、前置きが長くなりましたが。。

このビッグイベントに、富士通も出展させていただきました。
私たちが出展したのは「サイエンス」モジュール。富士通の他にも、トヨタ、キヤノン、NEC、ヤクルト、理化学研究所など、様々な企業が出展していました。



■ このイベントのためにゲームを開発する力の入れ様!

富士通が提供したアクティビティは「Disaster Information systems」。
3.11の震災復興活動から富士通が得た経験と教訓をもとにICTを活用したゲームを提供しました。情報共有のありがたさ・大切さを体感してもらおう、というもの。

弊社の元CSR推進室長の濱田真輔さんや、富士通コンピュータテクノロジーズで「家族ロボット教室」のトレーナーをされている水口健二さんが主体となり、このゲームが考案されました。そして富士通システムズ・ウエスト(FWEST)や富士通山口情報(FYC)のメンバーが実際にタブレットゲームを開発してくれました:-)

実はこの方たち、バリバリのスカウト指導者なんです、だからスカウト達の心を掴むゲームを考案できたんですね。構想に半年以上かかったそうです!(ノ゚ο゚)ノ



▼まずはカード交換

災害が発生した!という想定で、ゲームがスタートしていきます。
災害が起きるとたくさんの支援物資が必要となりますね。しかし、支援物資が適切な場所に適切な量が届くとは限りません。
そこで、4チーム(1ヶ国が1チーム、すなわち4ヶ国)の子どもたちに、支援物資が描かれたカードを配布し、適切な種類と量のカードを集めよ、と指示を出します。
さて、言語が違う4ヶ国のスカウトたち、面と向かってカードの交換が始まりました。この時、カードをもらったら、必ずカードを渡してくれた人の言語で「ありがとう」を言いましょう、というルールにしました。さぁ頭の中は大混乱(笑)

カードゲーム.jpg カード交換2.jpg



タブレットとインターネットを使って情報交換してみよう!

次は、同じゲームを、タブレットとインターネットを使って行いました。面と向かって話すのではなく、タブレット上で、必要な物資のリクエストを送る、というもの。

実は...私たちは現地に行くまで、色々と議論をしていました。
タブレットを使ったことのない国の子どももいるよね、まずタブレットの使い方からレクチャーした方が良くない?もしかして食べちゃう子とか、バシバシ殴る子とかいるかもよ!?なーんていう心配をしていました。しかーし、どこの国の子たちも、すぐに使いこなしていました。大人が考えている以上に子どもたちは柔軟ですね。

タブレットゲーム.jpg タブレットゲーム3.jpg

タブレットゲーム4.jpg タブレットゲーム日本人.JPG



ゲームを通してわかったことって?

Face to Faceでカード交換をした場合と、タブレットでやり取りした場合と、どんな違いがあったか。各国毎に利点や欠点を話し合ってもらい、発表してもらいました。

今更ですが、このアクティビティはすべて英語で行われています。ゲームの説明から、参加者同士の会話まで、すべて英語が使われています。ということで、発表するときも英語。

【スカウトたちの感想】
・タブレットを使うと、全員の状況がすぐに把握できて便利。
・Face to Faceだと断りにくいけど、タブレットだと気にせず拒否できた。
相手の顔が見えると、助けなきゃ!って気持ちになるけど、見えないと気にならない。
・タブレットを使ってしまうと、ありがとう!って言えなくて残念。
・直接ありがとうって言いたい!
・タブレットを使うと状況は把握しやすいけど、直接会話することも大事。
タブレットは補助的に使うのが良いかも。

ゲームをしている様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。



富士通のブースには、合計で38ヶ国、894人の子どもたちが来てくれました。

参加してくれたスカウトたちには、国ごとに写真を飾ってもらいましたが...、もう世界地図が見えないぐらいですね。私たちスタッフにとっても素晴らしい時間でした。

地図.jpg P8060256.JPG




■番外編

私はガールスカウトに所属しているんですが、このビッグイベントにはガールスカウトも参加していたんです。
WAGGGS(ガールガイド・ガールスカウト世界連盟)のブースがあったり、参加者としてキャンプに来た高校生年代のガールスカウトもいました。富士通のブースには、ガールスカウト日本連盟の理事にもお越しいただきました、ありがとうございます。

また、スカウトたちがいない時間には、ガールスカウト日本連盟の理事、理化学研究所のスタッフのみなさんなど、一緒に富士通のタブレットゲームを体験していただき、大人もアクティビティを楽しむことができました:-)

大人もゲーム.jpg 理事.jpg

参加するチャンスを下さった皆様、ご協力いただいた皆様、当日会いに来てくださった皆様、本当にありがとうございました。




■富士通コンピュータテクノロジーズ「震災復興支援 家族ロボット教室」
・ホームページ
http://www.fujitsu.com/jp/group/fct/about/csr/contribution/familyrobot/
・Facebookページ
https://www.facebook.com/FujitsuFamilyRobot


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