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インフラを影で支える輸送のプロ、エアサス車

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金曜日なので、気楽なお話を:-)


車に詳しい方ならご存知かと思います、エアサス車。
エアサスペンションが採用されている車のことですね。

空気圧を利用したバネが実装されているため、車体の揺れを抑えてくます。
高級車の乗り心地の良さは、エアサスが採用されているからですね。

で、このエアサス、バスやトラックで多く使われています。
バスを乗り降りするときに車体が斜めになること、ないですか?これもエアサスのおかげ。

エアサスを調整して、バスの左側(乗降口)を低くしてくれるので、バスと地面の段差を低くしてくれます。乗り降りがしやすくなりますよね。
車体を左右に斜めにすることを「ニーリング機能」(膝を付く、という意味ですね)、前後で斜めにすることを「クラウチング機能」(短距離走のスタート時に両手を地面について屈む姿勢のことをクラウチングスタートと言いますね)と言ったりします。

  
入社当時、私はサーバの商品化業務を担当してました。
出荷するサーバの"部材リスト"を作成していたとき、先輩から、「備考欄に、エアサス車、って書いておいてねー」と言われて、気になってたエアサス車。

  
それを言われた数日後、車で道路走っているときに、目の前にトラックに「エアサス」の文字が...。車の中で「あー!!!」と思わず叫んでました(笑)
たまに「エアサス」とか「Air Suspension」という文字が書かれているトラックがいるんです:-)

私が部材リストに書き込んでいた「エアサス車」とは、サーバを輸送する際に用いるトラックのことなんです。エアサスを採用している特殊なトラックがあるんですねー。

持ち運びに耐えられるように作られている携帯電話やパソコンとは違って、精密機器であるサーバは、しっかりした梱包と、丁寧な輸送が求められます。

精密機器を運搬するための輸送トラックの中には、振動や衝撃を抑えるだけでなく、温度調整により、湿気や結露防止ができるタイプのエアサストラックもあるんです。振動抑制・温度調整ができるエアサストラックなら、重要文化財や、医療機器の輸送もできるんです。美術展が開催されるときなども、エアサストラック大活躍ですね:-)


もうね、私レベルになると(どんなレベルだ)、エアサストラックを見かけただけでニヤニヤウキウキ。
どこのマシンが入ってるのかな~♪どんなシステムに入れてもらうのかなぁ~♪
と、1人で妄想が始まります。実際は仏像が乗ってるかもしれないのに(笑)


インフラを支えるお仕事の1つとして、精密機器の輸送も当てはまるんじゃないかなぁなんて思っています。案外、エアサストラックって街中を走っているんです。
発見した時は、ぜひ私と同じようにニヤニヤウキウキしちゃいましょう(笑)

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