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New SPARC come on!! 新しいオラクルのSPARCラインナップ「SPARC M7」が出てきたよ!

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米国サンフランシスコでは、現在 Oracle OpenWorld 2015 真っ只中。
オラクルコーポレーションが主催する大規模イベント、Oracle OpenWorld。今年はイベント会期中数日間で約6万人を動員するんだとか。セッションは2500以上、新製品や新サービスのプレスリリースアナウンスも、45件もあるそうです。Java One 2015も同時開催されております。

そのOracle OpenWorldにて、新しいSPARCプロセッサ「SPARC M7」と、そのプロセッサが搭載される製品について、お披露目されました

と言っても、プロセッサについては、企業が正式にアナウンスする前に学会等で公表されている情報もありますので、詳しい方にとっては既知の情報も多いかと思います。毎年開催されているISSCCや、Hot ChipsCool Chipsという学会において、企業が開発しているプロセッサや半導体についての取り組みが発表されていますので、早く情報を入手したい方はそちらをチェックしておくと良いと思います。
またSPARC M7については、すでに去年Oracle OpenWorldでも色々と情報は出ていましたね。



■SPARC M7プロセッサ搭載のプロダクトラインナップ

今まではSPARC T4、SPARC T5、といったプロセッサを開発していましたが、SPARC M5プロセッサを皮切りに、SPARC Tホニャララ...ではなく、SPARC Mホニャララ...というプロセッサを開発してきたオラクル。現在ではSPARC T...というプロセッサはなくなり、SPARC M...というプロセッサだけになりました。

が、プロダクトラインナップとしては、SPARC T...も存在します。ということで、今回発表されたSPARC M7が搭載されたプロダクトは以下。

・SPARC M7(SPARC/Solarisサーバ):SPARC M7-8SPARC M7-16
・SPARC T7(SPARC/Solarisサーバ):SPARC T7-1SPARC T7-2SPARC T7-4
Oracle SuperCluster M7(Engineered System)

SPARC T7サーバもちゃんとラインナップに入っています。それだけでなく、エンジニアドシステムのスパクラ(SuperCluster)にも、しっかりSPARC M7プロセッサが使われています。



■SPARC M7プロダクトのポイント

個人的には以下3つかな?と思っています。


▼ハード実装できるものはソフトで処理せずハードにIN!

Software in Silicon、という単語はすでに聞き慣れた方もいらっしゃるかもしれません。ソフトウェアで処理してきたものを、プロセッサ上に実装してしまおう!というもの。

SPARC M7には、8つのコプロセッサが載っています。データベースのクエリ処理や、メモリデータの圧縮解除処理など、このコプロセッサのおかげで高速化している部分が多くあります。また、セキュリティについてもプロセッサ上で解決している部分があります。暗号化機能や、データへの不正アクセスがされていないかリアルタイムでチェックする機能もプロセッサ上に搭載されています。

このソフトウェア処理をハードウェアでアシストする取り組みは、SPARCアーキテクチャでは以前から行われている方法ですね。
富士通のSPARC64プロセッサでも、2013年に発表されたSPARC M10サーバ搭載プロセッサにおいて「Software on Chip」という名称でIn-Memory処理や暗号演算などに対応してきました。


▼スループット高めの用途に是非

SPARC M7プロセッサ単体で、32コア256スレッド。オラクル史上最多のコア数ですね。
従来のコア数の2倍となっています、プロセッサ自体のサイズが大幅に大きくなっていないのに2倍のコアを積めるのも、20nmという微細化技術があってこそ。設計開発はオラクル、製造は台湾TSMC。富士通のSPARCも同じですね、設計開発は富士通、製造はTSMC。

12コア搭載の従来プロセッサSPARC M6と比較すると、コア数が2.6倍で性能3倍程度ということなので、コア性能としては凄まじく向上しているわけでもなさそうですが、単体で256スレッドということなので、システムとしては相当なスループット性能が見込めると思います。


▼拡張性バッチリ

SPARC M7は最大512コア、最大4096スレッドまで拡張可能。4096スレッドですよ、4096。一体誰が使いこなせるんだろうか、というぐらいの拡張性。富士通のSPARC M10もそうですね、最大64TBまでメモリ載せられるんですが...果たして日本に使いこなせる人がいるんだろうか(笑)



SPARC M7に関するWhite Paperはコチラでご覧いただけます。
https://www.oracle.com/servers/sparc/resources.html#whitepapers

SPARC M7のベンチマークについても、以下から参照できます。
・Oracle Benchmarks
http://www.oracle.com/us/solutions/performance-scalability/index.html
・BestPerf(ブログ)
https://blogs.oracle.com/bestperf/



SPARC M7プロダクトがアナウンスされたOracle OpenWorld 2015。
弊社も絶賛出展中でございますので、現地での様子も、後日ブログでご紹介させていただくと思います:-)


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