開発ツールビジネスの再生に格闘。マーケティングの視点で解説

2015年のキックオフはブダペスト - またはブダペスト滞在記ビジネス編

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多くの外資系企業は、年度の初めにキックオフと称して、本社や地域の拠点、あるいは全然関係ない場所(たいていオフシーズンでホテルが安かったりするところ)などに世界各国のセールス、マーケティング、エンジニアなどのスタッフが集まる。エンバカデロでも、毎年キックオフをやっていたが、ここ数年はリージョンごとの開催となっていた。しかも、アジア太平洋地域だと、日本が人数的にも多いため、滞在費が割高であることを差し引いても、日本で開催することにコストメリットを感じてしまい、大変残念なことに2年続けて日本で開催してきた。

大変残念というのは、キックオフには、ただ集まって会議をするだけでなく、世界各国のスタッフと交流する、それから別の土地に行って若干のエンターテインメントが付いてくる(もちろん交流のためにね)という特典があるからだ。それが、東京だったり横浜だったりすると、エンターテインメントに特別感がないというわけだ。

さて、今回は、アメリカを除く世界各国が集まるインターナショナルキックオフという形態となった。主催するのは、現在ヨーロッパのセールスを統括するチェコ在住のLudo。ボーランド時代からの付き合いだ。東欧拠点ということで、比較的物価が安く、欧州各国からアクセスのよいハンガリーのブダペストが今回の開催地となった。

個人的にはブダペスト訪問は3回目で、しかも最初は昭和63年から64年/平成元年、ベルリンの壁が崩壊する前に2ヶ月ほど滞在していた。それが今回ビジネスで滞在とは、感慨深い。

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ドナウの真珠と言われるだけあって、ブダベストの夜景は美しい

さて、そんな個人的な興味の部分は別稿に譲るとして、キックオフについて。

今回のキックオフには100名あまり、社員以外にパートナーも参加した。一昨年まではパートナーという立場で参加していたMarco CantuもDelphiの製品担当として製品戦略を説明。キックオフの内容はコンフィデンシャルなのでここには書けないけれど、彼とは今後の製品スケジュールを考慮しながら、日本ツアーを実現させることで合意した。

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キックオフで重要な世界各国のスタッフとの交流には、いくつかの場が用意されている。食事、休憩、自由時間だ。食事はどうしても日本人でかたまってしまいがちだが、隅っこでない席に座れば、いろんな国の人と同席できる。食事がどうだとか、ハンガリー語は覚えたか?とか、他愛もないことを話しつつ、交流を深めていく。休憩時間も彼らはひっきりなしにしゃべっているので、それに割り込み会話する。よく言われることだけど、自分の国や文化をちゃんと説明できるようにしておかないと、こういうとき話が広がらない。ところで、アメリカ人はほとんどタバコを吸わないけれど、ヨーロッパ人は結構吸う。喫煙コーナーで交流が深まるというのも、重要なポイントだと、ベテラン営業の弁。

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ミーティング終了後のバススアーの途中、ブダ側でホットワインを飲みながら休憩。
これもひたすらコミュニケーション

こんな感じで休憩時間も実質休まることなく突き進む中、自由時間というのはほとんどないのだが、それでも近くのショップに行ったり、ちょっとした観光をしたらそれも共有してネタとする。そんな努力が欠かせない。結果、Facebookの投稿は、コンフィデンシャルで一切書けないキックオフの内容はゼロで、観光写真だらけになり、「なんだ、こいつ仕事してんのか」と思われるわけだ。

ところで、今回ハンガリーというヨーロッパ内でも特殊なルーツを持つ言語の国で開催だったため、ハンガリー語分からん、という話題が盛り上がった。全体のディナーのときは、Ludoがハンガリー語で「乾杯」は「X+*!S*!GR@!!」と教えても、誰も覚えておらず... マルコムも音の感じが日本語に似ていると言っていたし、欧米のサウンドからは異質に感じるようだ。ちなみに、乾杯は「エゲシーゲーグレ」。「えーことしてけれ」みたいな調子で言うと空耳でちゃんと聞こえる。

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