先日、私のFacebook上の友人が2007年の記事ですが、ソーシャルメディア時代のコミュニケーションに関する記事を紹介してくれていました。その友人が抜粋してくれていたこの記事の要約は以下の通り。
「ソーシャルメディアの危険性」 ・"コミュニケーションの仕方によっては、異質な人を寄せ付けない排他性が感じられる。 ・検索エンジンはあなたが知りたいことしか教えてくれない。それは予期せぬ出会い(Serendipity)を奪ってしまう。 ・ブログはあなたがコメントする機会を与えてくれるが、会話する機会は与えてくれない。 ・SNSはあなたが「あなたと同じような人とだけ交流する」場を提供する。 ・これらはいずれも、ソーシャルメディアというより、アンチソーシャルメディアだ。
全体を総括すると、「自分を持ち上げてくれる人間、気が合う人間とだけ付き合っていちゃ駄目だよ」という事だと感じます。現実の社会でも同じですよね。世の中には多種多様な価値観を持っている人が存在するので、自分と意見が合わないからといって、関係を絶ち切っては行けない、まずは「会話」し、お互いの価値観の背景等を共有する事で、互いに歩み寄る姿勢が大切だと教えられますよね。
「うんうん、なる程」と頭では理解出来る、と感じる一方で、どこか違和感を感じました。
■リアル社会と同じ「苦行」を「ソーシャルメディア」に求めるのは止めませんか?
上記の文章を、一年前、そう、私がTwitter、Facebookを始める前であれば「そうそう!」と100%同意したと思います。しかし、最近は少し違います。
特にTwitterで感じる事ですが、今まで人生で経験した事の無いスピード感で「人との繋がり」が生まれます。その繋がりはとても緩いけれど、今まで出会えなかった人達と、私自身この約1年で500名近い人達から名刺を頂いたという事実が存在します。
そんな体験をした今だからこそ感じるのですが、
「価値観の合う人とだけ会っていても、どんどん輪が広がって行く。こんなに輪が広がって行くのに、わざわざ価値観の合わない人と関係を維持する必要があるんだろうか?」という事です。
勿論、これはソーシャルメディアだけに限った事だと思います。リアル社会では、所属企業や、学校といった限られた空間の中で人間関係を維持しなければなりません。そういった環境下では「自分とソリが合わない」人とも上手く関係を維持して行く事の大切さは「今も昔も変わらない」でしょう。
しかし、ソーシャルメディアが社会に浸透してきた事で、そろそろ「新しい価値観」を認めていくべきでは無いでしょうか?
上記の記事で挙げられていた
昔 ・コミュニケーションの仕方によっては、異質な人を寄せ付けない排他性が感じられる。
↓
今 ・ライトな感覚で付き合うソーシャルメディアでは、あえて「異質な人を寄せ付けない」
という考えの方がしっくり来るような気がします。
今から、10年前、オンラインも発達していなくて、ネットが閉鎖的だった時代。社会生活を営むには「リアルしか無かった時代」なら、リアル社会の中で生きて行くために「苦行」を積むのは正しかったでしょう。
しかし、オンラインが急速に発達し、一つのSNSの中に「5億人」が存在する今となっては、「ソーシャルメディア」も立派な社会基盤です。リアル社会の「苦行」に疲れて、あるいは、少し息抜きをするために「ソーシャルメディア」ではライトな付き合いをしても良いのでは無いでしょうか?
それとも、ソーシャルメディアでも「苦行」を積むべきですか?「人生を楽しんでは駄目ですか?」
■類は友を呼ぶ、ソーシャルメディアの人間関係
私は「ソーシャルメディア」の排他性はむしろ長所であり、これを上手く活用する事で「類は友を呼ぶ」を極端に具現化する事が可能だと感じています。
ソーシャルメディアでは同じ価値観、感性を持った人が自分の周囲に集まりだす。そんな事を強く感じています。
私は、ソーシャルメディアを通して、こんな人と繋がりたいと考えています。
・年齢、職業、組織に依存せず、個人としてのポテンシャルが高い人
・常に前向きに物事を考えられる人
・古い価値観に固執せず、変化を捉え対応出来る人
反対に、フォロワーを単なる告知対象としてしか見ていない人や、「人脈ではなく、金脈」としてしか考えていない人とは、交流したいと思っていません。
そういう人と繋がりたいと思うから、私はソーシャルメディアで自分が意識的に繋がりたい人が集まる様に振舞うようにしています。
私はこの一年間こうする事で出会った多数の尊敬出来る方々が、自分を成長させてくれていると感じています。
私にとってのソーシャルメディアとは、人と人との繋がりが人生をより豊かにしてくれる物であり、単なるマーケティングの道具ではありません。そこで出会う人そのものが、コンテンツ。「良いコンテンツと時間を共にする」のは当たり前じゃないかな。
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