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KPIを設定して、羅針盤を持とう

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本日から1週間オリンピストの恩田選手が社内勤務。仕事にもKPIがあるように、スポーツにもKPIがある。それってなんだろうね?

******************全体会議より***********************************

「定点観測」という言葉を知っていますか?
もともと海洋上の決めた点で、観測船によって行った気象や海洋の国際的な連続観測を言っていました。そこから意味が転じて、「変化のある事象について、一定期間、観察や調査を続けること」となりました。

皆さんは年に一度健康診断があります。
健康診断をしても身体はよくはなりません。 では、健康診断をやめますか?

健康診断は去年に比べてどうだったのかと経過観察をすることができます。
おまけに、同じことをしている人はたくさんいるので、自分の状態を他人と比べることもできます。
すると、どこにどういう問題があるかわかります。
まさしく定点観測の成果ですね。
あとは、対策を打つだけです。(もっともそれが難しいんですけどね。)

会社が定点観測をしている指標はいくつもあります。
例えば、売上高、粗利高、利益高。どれも毎月発表している月次決算資料ににあるものです。
私は、そのほかに、社員一人当たりの利益額や売上TOP10の会社名や、総売り上げに占める割合、なども見ています。


ビジネスには、好不調の波があります。
波があるというより、自ら好不調の波を生み出してしまうことすらあります。
そこで、定点観測をして、自分がどういう状態なのかを把握し、目標までどのくらいの道のりにあるのかわかるとよいですよね。
ビジネスの用語ではそれをKPI 、Key Performance Factorと呼びます。

重要業績指標と呼ぶことが多いのですが、目標値に対する状況を示す指標として扱われることが多いのです。

まだ、7月も終わりませんが、マネージャははやくも来期に向けて計画を練ってます。
成長する上でKPIは大事です。今までも参考にしている指標はいくつかありました。
例えば営業なら、売上はもちろんですが、顧客訪問の数、見積もりを書いた数などありますよね。
KPIで重要なことの一つは、自分がコントロール出来る因子にすることです。
GNPの成長が○%のようなKPIを作っても意味がありません。

今後、特にお客さまからお引き合いをいただくためのKPIは、より明確にしていきますので、そのための知恵を皆さまからもいただきたく。

さて、皆さんも、ご自身がよいパフォーマンスを出すためのKPIを仕事はもちろん、プライベートも含めて作ってみるとよいですよ。

私の例を紹介しましょう。
メンタルにもフィジカルにも快適に仕事に取り組むためのKPIが何かを探るために、時々、期間限定でおおざっぱに何にどのくらい時間を使ったのか記録しています。
時間ではなく、例えば運動をやった、やらない、のような記録をつけることもあります。

定点観測をやってみてわかったのは、私の場合は、睡眠時間が、健全な判断を行うバロメーターになることです。(当たり前と言えば当たり前です)
一日一日の変化というより、週でどのくらい睡眠をとっているか、に気をつけています。

また、InputやOutputを求めて、外部へコンタクトをとった数。これも週当たりの目標値があります。
息子がまだ小さいので子供と一緒に過ごしている時間のKPIもあります。
先週末は1泊2日で旅行に行ったので、少し稼げました(笑)家庭円満に貢献します。

その他、どのくらい好きなことに時間をさいているか、しなければいけないことをどのくらいしていないか、などの指標もあります。

トップアスリートの恩田さんは何を定点観測しているのでしょうね?
皆さん、聞いてみてください。

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