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人事面談:似たような話を3回するだけでも大変

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若かりし頃、ある経営者に「社員に社長のメッセージを実行してもらうためにどういう工夫をなさっているのですか?」と質問したことがある。

ニヤッと笑って、「簡単だよ、1回言って聞いてもらえなければもう1回言えばよい。10回言ってもだめなら、11回言えばよい。」とお答えになった。
マネジメント経験が薄かった私は、ポカンとしてしまったが、今の私にとっては大変重い言葉である。

しつこく同じ話をしようと思っても、この1カ月でやっと3回目。言う方はまた似たような話をしていると思うのだが、聞く方は飽きるほど聞きなれていないだろう。


**************全体会議の話から***************************
人事面談が終わりました。
皆さん、ありがとうございました。

アークの人事面談の3つの主な目的を覚えていますか?

1.会社とスタッフのベクトルをあわせること
2.過去半年を振り返り自ら評価すること
3.会社からのフィードバックを得て客観性をもつこと

です。

お陰さまで1についてはかなり成果がでていると思います。正直この人事育成システム改革を行った頃は、「えっ、そう思っていたの?(こちらの意図が伝わっていなかったの?)」と思う人がちらほらいたのですが、今はそういうことはありません。
また、ずれがあると感じた時は、お互いにさらにコミュニケーションをとって調整出来るようになりました。ありがとうございます。

3についても、会社の評価と自己評価が大きくずれることがなくなりました。これも嬉しい限りです。

さて、もっと改善出来るなぁと思うことは2です。
会社は皆さんに成長をすることを期待し、そのための環境も用意したいと思っています。

皆さんがご自身の過去半年の評価を深く踏み込んで書いて下さると、会社も皆さんの強みを伸ばし、弱みを補う手助けがしやすくなります。
自己評価には5段階の数値による評価とコメント欄がありますが、コメントがとても乏しい人がいます。
会社も万能ではないので、皆さんがどう考えているかがわからないと手助けしようもありません。
必ずしも長く書く必要はありませんが、深く考えてください。

つまり、私たちは、人事面談を通して得た共通認識を、これから「どう実現・改善していくか」というワンステップ上のフェーズに入れたのです。経営者として、大変嬉しく思っています。一緒に実現していきましょう。

次の人事面談は半年後です。
人事面談が終わったばかりのタイミングでこのお話をさせていただくのは、半年後に慌てて、「えっと、半年前にあわせた共通認識ってなんだっけ?」と思いだすのではなく、折りに触れ振り返っていただくためです。

日々の仕事が忙しいと忘れがちになります。
私は月に1回、googleカレンダーに入れて、振り返る時間を設けています。
皆さんも工夫して、半年に一回の儀式にしないようにしてください。

***********************

件の社長は毎日同じことを言っているそうだ。しかし、何を毎日言っているとおっしゃったのかは今や私は忘れてしまった。確かに社員になって毎日同じことを聞いていたら、今でも覚えていたことだろう。。。

人事面談の件は、半年後にまた同じ話をするといういことで。

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