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サイボウズは給料を「市場性」で決めているそうですが?ハーバード・ビジネス・レビュー読者討論会

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私はサイボウズの大ファンである。

初めて訪問したのは1999年くらいのことだろうか?
まだサイボウズが東京に出てきたばかりの頃だった。

とにかく誰にお会いしても感じのいい会社だったのだ。
高須賀さん(前社長)や青野さん(現社長)はもちろんのこと、廊下ですれ違う社員も、みな感じがよかった。

こういう会社を作れたらいいなぁ、でも、この社風って、パナソニックのDNAなのかなぁ(お二人の前職は松下電工)、だったら私(IBM)とは風土が違いそうだなぁ、などとも感じた。

だからこそ、DIAMOND・ハーバード・ビジネス・レビューの読者を巻き込んで青野さんの著書をベースに座談会をすると聞いて、絶対出たいと思った。

岩佐編集長が「多くの人がいい会社というサイボウズだからこそ、サイボウズファンだからこそ、あえて辛口評価したい」とおっしゃっていたのにも共鳴して。

その座談会の様子はこちら。
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サイボウズを酒の肴にして、参加者の間でとてもコラボレイティブな意見交換ができた。
あぁ、多様なメンバーで議論を深めるってこういう醍醐味だよね!という充実感!

サイボウズが抱える「多様性」で成果を出すのは簡単ではない。

弊社には60歳を超えたシニアな社員もいるし、学生インターンも、アスリートも、外国人もいる。
年齢にかかわらず、うちで初めて働くと言う人もいれば、転職の多い方もいる。
前職の業界もバラバラだ。(経験者採用をしていないことが多い)
前勤め先も、首を何度も切られた典型的なシビアな外資系にいた人もいるし典型的な日本の大企業に10年以上も勤めた人もいる。

多様性ゆえの失敗も正直な所、いっぱいしている。
私と同じ文化の人ばかりいたら、あうんの呼吸でわかりあえて楽だろうなぁとも思う。
コミュニケーションコストがかからず、もっと効率的だろうとも思う。

それでも、多様性と自立はアークコミュニケーションズが追い求めて続けるテーマである。
右肩上がりの時代を過ぎ、先行き不透明な世の中になった今、強い風に吹き飛ばされないしたたかな企業であるためにも、
グローバルなコミュニケーションをサポートする事業のためにも、多様化と自立は避けて通れないものだと思っているので。

多様化を掲げ、日本社会も一緒に変えていこうとしているサイボウズ。
ストーカーのように思わず青野さんの動向にも注目してしまう(笑)

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