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かけっこが速くなる!青戸式かけっこマニュアルその2:子供とのコミュニケーションは別スキル

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男子100m元日本記録保持者である青戸さんによるかけっこ教室に小学校1年生の息子にも参加させた。青戸さんの凄いところは前エントリーに書いたように誰もが教えられる有効なメソッドを開発したことだ。(私でも教えられる)

それでも、青戸さんにわざわざ教えてもらおうと思ったのは、青戸さんの子供に教えるテクニックの素晴らしさにも感嘆したからだ。(以前アークコミュニケーションズとして、CSRの一環で近辺の小学校で青戸さんを講師にまねいてかけっこ教室を行ったことがあり、それを目の当たりしたのだ)

対象は小学校1年生から6年生までと年齢層が広い。
特に1年生にとって長い時間お行儀よくしていることはなかなか大変。
私たち大人には「元日本記録保持者」「夏冬オリンピックに出た唯一の日本男子アスリート」なんて肩書きがあったらそれだけで大人しくなるが、小学校1年生にはその肩書きは全く通じない。

しかし、青戸さんはそんな肩書きなど全く必要とせず、総勢100人の子供たちに対して、冗談を交え笑いを取り、ジェスチャーで気を引き、実際に子供たちの体を動かせて集中させ・・・・本当に伝えたい走り方を伝授するのだ。

全くもって素晴らしいコミュニケーション能力である。

私も以前、「なま卵をにぎるように・・・」とうちの息子に説明してみたのだが、私の言うことなど全く聞かない。そこで、青戸さんのスキルをもってすれば大丈夫~と望んだのだ。

結果は、まさかの唯一の途中GIVE UP者!(爆)

原因は・・・子供に対して丁寧なコミュニケーションをしなかった私にあると言えよう(涙)

日曜日だったので息子はサッカーの練習に行くつもりだったようなのだ。
あいにくその日はサッカーの練習がない日だったのだが、そのことをきちんと説明せずして、かけっこ教室に連れて行ってしまった。

よって息子は、「いつになったらサッカーが出来るのだろう」と準備運動をし続け、とうとう癇癪を起してしまった。

なんとか続けさせようと頑張ったが・・・・親は飴(かけっこをしたらサッカーの相手をしてあげるよ)や鞭(かけっこをしなかったらもうサッカーやらせないよ)をあげることは出来るけど、「かけっこはやらない」という強い意思を持った子供に、無理やりやらせることは出来ないということを証明しただけだった。

コミュニケーションに関するサービスを提供する身として、普段スタッフに「伝わらなかったら、それはまず発信側の自分が悪くないか考えよ」と言っている。そう考えれば「私」が悪いということだ。

「あんなにかけっこやるって喜んでいたんじゃない!」とは思えど、息子への事前説明が足りなかったと白旗を上げ、結局は途中で失礼させていただいた。

しかし、これが顧客とのミスコミュ二ケーションだと素直に自分に落ち度があると思えるのに、子供だとそう思えないところに子育ての難しさがあるなぁ(爆)

ちなみに100人いた子供の中で、自分の意思で参加した子供はちらほら、お父さんに言われて参加した子もちらほら、残り全員はお母さんに言われて参加していた。

ということは、100人弱の中、私だけが、息子とコミュニケーションを上手くとれていなかったってこと?
凄いなぁ、よそのお母さんたち!

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